走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!

人気急上昇中!! 新鋭ブランド「スボルメ」のショートパンツ

<実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド!

 SVOLME(スボルメ)というブランド名を聞いたことのある人は、今では少なくないはず。日本の2大ブランドに次ぐポジションを狙うことを宣言し、2006年にスタートしたスポーツウェアブランドだ。実際にその地位を射程圏内に収めているSVOLME。ブランド誕生以来、サッカーやフットサルカテゴリーを主戦場とし、シェアを拡大し知名度を上げてきた。

 着実に成長してきた同ブランドの、次なるターゲットがランニングだ。同ブランドがランニングウェアに参入したことは知っていたが、自分の印象に残っていたのは派手な色使いと大きめなロゴを配したコレクション。

 「あれは40代以降のランナーは着れないなぁ……」と思っていたが、春夏シーズンのプレスプレビューに行ってみると、大人のランナーからも支持を集めそうなアイテムもチラホラ。

SVOLME「ワークアウトデニムショーツ」
メーカー名SVOLME(スボルメ)
製品名ワークアウトデニムショーツ
実勢価格6,372円(税込)

 そんななかでも筆者が特に気に入ったのが「ワークアウトデニムショーツ」と名付けられたポリエステル製のショーツ。その名の通りデニム柄をプリントした長めの股下のショーツで、これ1着でランからカジュアルシーンまで対応できそう。

ブラックデニムをモチーフにしたプリントをあしらったファブリックを採用。両サイドには、閉めた状態だとほとんど目立たないコンシールタイプのファスナーを使用したポケットを配している

 このショーツを履いて走ってみると、汗をかいても生地が肌にまとわりつかずに快適。その見た目からは想像できない速乾性の高さであった。手に入れてからしばらくは、ヘビーローテーションで履くくらい気に入ったが、その理由は機能性もさることながら、このショーツがスタイリッシュでカッコいいから。

 ブラックデニムをモチーフにしたプリントを配したこのモデルは、あらゆるシチュエーションにおいて、ランナーを引き立ててくれる。これで機能性がイマイチなら一度履いて飽きてしまうだろうが、このショーツは機能面も万全。南国への旅行に持参すれば、それこそ八面六臂の活躍は間違いないだろう。買いやすい価格設定も嬉しいところだ。

ファスナーを開けると、こんな感じ。大きめのスマートフォンなども収納可能だ

南井 正弘

フリーライター、『ランナーズパルス』編集長。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に『スニーカースタイル』『NIKE AIR BOOK』などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。