ぷーこの家電日記
第554回
寒い冬は毎日スープ。あると便利なスープメーカー
2025年1月24日 07:05
今は1年を24等分した二十四節気の最後の暦の大寒である。文字通り1年で最も寒さが厳しいと言われる季節。豪雪地域の今年の凄い積雪量を見聞きすると、私が「寒い」だなんて言葉を口にするのが恥ずかしいくらいに暖かく過ごしやすいのだけれど、それでもそれなりに寒くて出歩くのは億劫だし、いつも以上にお布団は暖かく心地よい。
大寒の初日の20日に産まれた卵は「大寒卵」と呼ばれ、健康運や金運に恵まれる縁起物として人気だ。おそらく、寒い時期に産卵量が落ちることからくる希少性と、栄養価の高さ、そして金運が上がりそうなその色から始まった縁起物だと思うのだけれど、大寒卵を食べるとものっすごく運気が上がった気がする。自分にも験担ぎ大好きな血が脈々と流れているんだなぁと実感する。
大寒卵も食べたし、もう風邪ひとつ引かない気分になっているけれど、まだまだ風邪もインフルエンザも猛威を振るっているようだし、気をつけて冬を乗り切りたいところである。
そんな寒い季節といったらお鍋をはじめ、温かいものが最高に美味しい。栄養もしっかり取れて体が温まるし、具を変え味を変えるだけでずっと食べていられる。と思っていたのだけれど、今更ながら気づいた。私はお鍋というより、汁物がものすごく好きなようだ。
家で1人でランチの日は、残り物の野菜でもお肉でも適当に入れた名前も付けられないようなスープを食べるのがデフォルトで、水を入れたお鍋を火にかけてから「今日のお昼何食べよう」と考えるくらいだし、ちょっと小腹が空いたなと思った時もスープを飲む。
二日酔いで苦しい時も出汁の効いた汁物が欲しいし、胃が疲れていてあまり食欲がない時も、お野菜中心のスープを食べる。飲み物代わりにマグカップでスープを飲むことも多いので、去年のふるさと納税の返礼品でフリーズドライのスープセットも選んで、「今日はどれにしようかな」と楽しみに少しずつ消費している。
夫はスープや味噌汁など汁物はそんなに好んで食べないので、夕飯にはお鍋食べるとき以外はあまり汁物は出さないけれど、私は朝昼の1人ご飯の8割方スープを飲む。コロナ禍でテレワークが始まったばかりの頃はもう少しバラエティに富んだ昼食を食べていた気がするけれど、ここ最近は何も考えずに余りものとスープで済ませてしまうのだ。これはもしかして加齢のせいか!? と軽く心配にもなる。
自他ともに認める食いしん坊な私のはずが、食べ物への好奇心が薄くなり、あれこれ何食べようと考えるのも作るのも面倒くさく、何を入れてもとりあえず美味しいしお腹も膨らむスープを食べるようになっているのではないだろうかという心配である。とはいえ、具材も味付けもいろいろなので、塩分過多にさえ気をつけておけば偏食による栄養バランスなどの心配は他の食べ物より少ないだろうし、3食気合いを入れて食べるものを考えるなんて、無精な私には絶対無理なのでこれくらい手抜きで良いのだ。
そんなこんなでスープをほぼ毎日飲む私は、数年前の誕生日にスープメーカーをプレゼントでもらった。具材を入れてスイッチを押してほったらかしにしておくだけで、30分程度でスープができ上がるというものだ。
先日電源を入れても、うんともすんとも言わなくなり、壊れてしまった。「まぁ、お鍋で作るのとそんなに手間変わらないしいっかー」と思って買い替えずにいたのだけれど、お鍋1つとガスコンロの1口がスープ専用のように常に占領されているのが嫌なのと、作る時に火加減の調整などやっぱりキッチンに立っていなければいけないのは面倒である。まさに壊れて気づく「無くても困らないけれど、あったらすごく便利なもの」だった。
私にとってほぼ毎日使うものだから、やっぱり買っちゃえ! とスープを飲みながら心に決めた。スープメーカーと一言で言ってもいろいろな機種がある。前に使ったものの使い心地も含めて、自分がスープメーカーに求める機能も結構明確だ。
「洗いやすいこと」は必須条件だけど、これは大体どのスープメーカーもクリアしている。豆乳やオーツミルクにお粥など、いろいろ作れるものもあるけれど、私にはスープだけで十分である。
またスープメーカーで作るスープはポタージュを基本としているためかポット型が多いけれど、お鍋型の方が私には使いやすそうなのだ。私にとってスープは飲み物じゃなくて食べ物なのである。
そして作って終わりだと結局鍋に移して温め直すので、温め直し機能も欲しい。保温機能がある機種もあるけれど、保温よりも食べたいときに温め直しができると嬉しい。そんな私の要望にぴったりなスープメーカーは……。BRUNOの「スープクックプロセッサー」だった!
具材を入れてスイッチを押すだけ。モードはポタージュと食べるスープの2種類。そして温め直しの機能も付いているお鍋型のスープクック! 私の要望通りのスープメーカーだ。
そして何とこれ、名前の通りプロセッサー機能も付いていて、スープを作るだけじゃなくてフードプロセッサーとしても使える1台2役の優れものではないか! 1Lという容量はちょっと大きいかなと思ったけれど、フードプロセッサーを統合できるなら全然問題ない! 見た目もシンプルながらBRUNOらしい可愛いデザインでとても良い!
まだまだ寒い冬真っ只中。温かいスープが染みる季節はまだまだ続きそうだし、ますますランチの手抜きが捗りそうだ。せっかくフードプロセッサー機能も付いているので、スープ以外にも色々な料理の仕込みにも使おうと思っているのでありました。