ぷーこの家電日記

第480回

数年ぶりの野球観戦! ビュッフェ付きシートでテンション上がる

私の夫はスポーツ観戦が大好きだ。野球に限らず何かとスポーツ観戦大好きなんだけれど、福岡出身ということで、ソフトバンクホークスが特にずっと好きである。夫の影響で私もホークスを応援し始めて10年と少し、家でテレビで観戦するのもまあ楽しいのだけれど、やっぱり球場で見る野球は格別だ。

福岡に帰省した時に観戦しに行ったり、千葉や埼玉まで出かけたり、東京でもオープン戦や交流戦を見に行ったりと、年に数回野球観戦を楽しんでいた。北海道や仙台まで野球観戦旅行に出かけたこともある。ビールを飲みながら球場で見る試合は、開放感と高揚感で最高に気分が良い。そして選手の活躍にこちらがパワーを貰って元気が出るのである。

そんな大好きな野球観戦ではあるけれど、コロナ禍の開催では人数制限や声出しの禁止など、色々な規制があったのと、私自身も人混みを極力避けていたので、完全に球場からは足が遠のき、数年ずっと野球観戦に行っていなかった。テレビでは見るものの、球場で見た余韻の熱量が徐々に下がっていくと、テレビで応援する熱量も徐々に下がっていくもので、去年や一昨年などは、「今年は私にシーズンは来なかった」というくらいに野球熱がダダ下がりだった。

それでも惰性的に自動更新していたファンクラブは会員のままである。そのファンクラブのメールで春先に「鷹の祭典2023」のチケット先行販売のお知らせが届いた。鷹の祭典は選手とファンが同じユニフォームを着て、球場が一体となって盛り上がるイベント的試合だ。その祭典9試合のうち1試合は東京ドームをホームとして開催されていて、関東に住んでいる私たちには貴重で楽しみな試合である。

先行販売は先着順ではなく抽選形式。1人第3希望までシートを選んで4枚まで申し込み可能だ。球場には数年行っていなかったので「よーし! 奮発しちゃえ!」と、私はちょっと高いけれど選手と試合を間近で見られるエキサイトシートなど3シートをチョイス。夫も自分が気になるシートを選んで申し込み。チャンスは6通りだ。

抽選発表の日、2人で「せーの」の掛け声でメールを開くと、私は希少シートのみ選んでいたせいか全部落選。「えー!?」と落胆の叫びが思わず出たけれど、夫が「当たった!」と言うので、ひとまず観戦には行けるとホッと一安心。夫は自分がどんなシートを選んだのかあまり覚えていないようで、「この席はと……どこだろう。ん? 何かビュッフェが付いてる!」とまさかのビュッフェ形式のお食事付きチケットが当選していた。「東京ドームにもそんなシートがあるんだねぇ?」と、当選の喜びはもちろんだけれど、ビュッフェにちょっとテンションが上がる(笑)。

そして待ちに待った試合当日。仕事は定時と共にダッシュで飛び出して東京ドームに向かった。たまらない高揚感。東京ドームに近づくとワクワクした顔をした人たちが溢れている。そして入場する前にちょっとグッズ売り場に寄る。タオル1枚くらい買おうかなと思っていたけれど、久しぶりのイベント参加についつい財布も緩んでしまった(笑)。グッズを買い込んで急いで入場する。入場する時にイベントのレプリカユニフォームがもらえるのだ。今年のデザインは「勝つぞー! エメラルド」ということで、綺麗なエメラルド色のユニフォームだ。過去の鷹の祭典のイベントユニフォームの中で1番好きな色とデザインだ。

席に到着したのは始球式の直前。孫正義オーナーが始球式でボールを投げるところを見て、もうすでに感極まりそうになる私(笑)。始球式を見た後は早速ビュッフェの食事をとりに行く。入場した瞬間にカレーの良い香りが漂い、急にお腹が空いていたのである。

ビュッフェはホテルビュッフェのようにとても豪華! お腹が空いていたので、あれもこれもと欲張って盛ってしまった。別料金のビール片手に野球を見ながら豪華な食事をするのは楽しい! 外野席の応援団近くで思いきり大きな声を出してヘトヘトになるまで必死に応援する観戦も楽しいのだけれど、優雅に食事付きの席でゆったりと観戦するのもなかなか良い! でもたくさん盛りすぎて、すぐにお腹いっぱいになってしまった(笑)。

試合自体はあまり見せ場もチャンスもなく、あっさりとした敗退となってしまい、重たい胃袋も、野球観戦への気持ちもどちらも消化不良な感じ。「チャンスのテーマをたくさん歌って、食べた分くらい消費したかったなー」なぁんて軽く不満を言いながら、球場を後にしたのでありました。

もう少しエキサイティングな試合が見たかったという欲はあるものの、数年ぶりの野球観戦はやっぱり物凄く楽しかった! 今年はあと何度か球場に足を運びたいなぁと思っている。そして新球場のエスコンフィールドで、日本ハムファイターズvsソフトバンクホークスの試合も観戦してみたい! 久々の野球観戦旅行の計画を練っちゃおうかなぁなんて目論んでいるのであります。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。