ぷーこの家電日記

第418回

コンビニで帰省気分。九州フェアが美味しくてうれしい

ポカポカ陽気で、まるでゴールデンウィークくらいの暖かさ!? という感じ。

一気に春で、なんなら暑いくらい。あんなに寒かったのに、数カ月くらいの時間を飛び越えた感じ。急に暖かくなってきたので、ベランダのプランターの花が開き出した。ムスカリやラベンダーが可愛い。冬に植えていたお花の球根たちは、鳥か何かにほじくられてほとんど芽を出してくれないけれど、それでも、いくつか生き残っていた球根からも芽が出始めた。

ほとんど外出もせずに日々過ごしているけれど、こんな小さなベランダでも季節を感じられるのがとてもうれしいし、とてもお気に入り。去年の誕生日にもらったストロベリーポットが可愛すぎて、毎日うっとり見惚れながら、春を満喫している。でもまた週末から冷えるみたいで、体がついていかずびっくりしてしまう。

この寒気が去ったら春本番かなぁ。今年も春物を着るタイミングが分からないまま夏になってしまいそうな気がする(笑)。

こうして育てている花や野菜、食べ物なんかで、どれだけ家で過ごしていても季節はそれなりに感じている。

春キャベツは美味しいし、タラの芽やふきのとうなんかの山菜も出始めた。天ぷら食べたい! 魚へんに春と書いてサワラ。鰆はもう少し先かぁ。と、美味しいものや旬を話しだすと止まらなくなるのだけれど、私に足りないのは季節感よりも地元感だ!

福岡出身の我々夫婦、この2年半、実家にも帰っていない。帰ったら必ず寄るラーメン屋さんにも、鶏皮食べまくりの焼鳥屋さんにも、コンビニで当たり前に買えるあの懐かしいお菓子やアイスクリームにも会えていないのだ。帰ったら食べたいものは限りない。胃袋のスペアが欲しいと思うほど恋焦がれている。

ときどき実家から送ってくれる宅配便の中に入っている地元のお菓子や、ときどき近所のスーパーでも見かける袋ラーメン、そしてときどき通販で買うあのふわふわ食感のうどんなんかを食べて「やっぱりこの味だね!」となるのだけれど、それでもまだまだ恋しい地元の味。そんな私たちの気持ちを知ってか知らずか、先日から全国のセブンイレブンで九州フェアが開催されている。もう非常にうれしくて、フェア開始早々セブンイレブンへ繰り出した。

九州フェアなので、もちろん福岡だけではない。

それでも「わー! 懐かしい!」とか、「これ絶対美味しい!」なんて、コンビニ内のあちこちに配置されている九州商品を見て回る。

みんな大好きブラックモンブランはアイスクリームじゃなくてクランチチョコで登場。私はもともとブラックモンブランじゃなくてミルクック派。

ミルクックがなくてちょっと残念だったけれど、その残念を簡単に払拭してくれるような「ムース」という、給食にも出ていた美味しいアイスクリームがあった! 1つずつ買って食べたけれど、久々に食べると美味しくて懐かしくて最高! 何で2個しか買わなかったのか。フェアが終わる前に10個くらいはストックしておきたい。

福岡じゃなくて熊本ラーメンだけど、「天外天」と言うお店のラーメンがチルドで売っていた。お店で食べたスープやニンニクの感じが、すごく再現されていて、めちゃくちゃ美味しかった!

九州のお菓子もまるで旅行先でお土産を買うかのように買い漁ってしまう。筑紫もち味のチロルチョコを食べながら、上京したばかりの頃を思い出した。その頃に、「福岡のお土産です」と、筑紫もちをある人に渡したら、「え? これ信玄餅じゃん!」と言われて、非常にショックを受けたことがあった(笑)。

いつまで開催されているか明記されていないけれど、もうしばらく続くであろう「九州フェア」。しばらくセブンイレブンに足繁く通ってしまいそうだ。

まだ食べていないけれど、北九州のかしわ飯おにぎりや鹿児島の角煮丼なんかもあるようで、ランチにぜひ食べたい。ムースと「天外天」のラーメンが、近所のコンビニで手に入るということだけで、120%満足。

そうなのだけれど、リョーユーパンのマンハッタンを久々に思い出して食べたくなった。あのいつもお腹が空いてどれだけ食べても太らなかった高校生時代、本当によく食べたなぁ。ゴリっとしたドーナツにチョコレートがかかった、すっごく人気なご当地パン。流石にコンビニ全国一斉販売は難しいだろうけれど、九州フェアなんて見ると、つい期待してしまうし食べたくなっちゃう!

そして、これはあるかなと思ったけれど無かったのは、カルビーのポテトチップスの九州しょうゆ味。九州しょうゆ味のポテトチップスは、全国で売り出しても大人気になるんじゃない!? と勝手に思っている、私の1番好きなポテトチップスだ。

そうやって芋づる式に、そういえばあれも食べたい! これも食べたい! と思い出してしまう地元の味。

今回の九州フェアは本当にうれしい。ありがとうセブンイレブン! ありがとうムース! 大好きだぁー!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。