ぷーこの家電日記

第259回

寒さが急に厳しくなった師走。サンタさんへお願いしたいもの

 めっちゃくちゃ寒い! 急にどうした!? なーんて思ったけれど、気付けばもう12月も中旬。寒くて当たり前かぁと、いまさら気付いているところです。でも寒くなったらやりたかった楽しみなことが1つあった。それは猫との添い寝! ただいま我が家におります猫の2匹、我が家に来てから初めて一緒に迎える冬なのであーる!

 私が目を覚ました瞬間から、「起きたー?」と膝の上に乗ってきて、トイレに行く時も付いてきてくれるくらいなのに、「よーし寝るよー」って言ったら、「今日も解散かー」と、膝の上から去って行く。そして、電気を消して横になると2匹で追ったり追われたり、ドタバタと運動会を始める。私が寝ている枕元を走り抜け、私をジャンプで飛び越えて、部屋中大騒ぎ。

 「コラー!寝る時間だぞー!」などと言ったところで、「怖い人間がおるー!」とピャーッと逃げていくだけなので意味も無く、とりあえずジャンプを失敗して私の顔から出血なんて事がないように(経験済み)、頭まで布団を被って目をつぶるのであります。

 「寒くなったら、どんどん布団に入ってくるよ。乗るのが好きな子だったらめっちゃ重たいよ」なぁんて言われていたけれど、全くじぇんじぇん入ってくる気配なし。寒くて部屋で上着を着て過ごしたりしながら、あえてまだ暖房も入れずに寒さを作り上げてみたりしてるけれど、全く一緒に寝る気のない2匹。運動会で疲れた後は、キャットタワーの上とか、クッションの上とか、ダンボールの中とか、とりあえず2匹で寄り添って寝てたりするのだ。はぁ……。

 これは信頼関係の問題なのか!? それともただの趣向の問題? やっぱり猫に振り回されながら寂しい冬。目を覚ましたら、めっちゃ枕元で私を見下ろしていて「起きた? ねぇ、起きた? 膝を早よ!」と餌よりも膝をせがまれたりするので、やっぱりよく分からないなぁと思いながら、寒い冬真っ只中に突入したのであります。

 そして寒いなーと思ったタイミングで毎年やってくるのが夫の誕生日。今年も大きな病気も怪我もなく、無事に歳を重ねる事ができました。嬉しいしおめでたい! 去年の今頃にも『毎年繰り返される「定番」って、家族の深みで厚みだなと思った話』で書いている通り、今年も定番の御徒町の立ち飲みで誕生日会スタート!

 のはずだったけれど、先週のPayPayキャンペーン全額キャッシュバック以来、ずっと「あー、またペイペイしたいー」と私が言ってたもんで、「そろそろ出かけようか?」と家を出る時、「近くにビックカメラとか無かったよね?」なぁんて言っちゃう私に、「それはね、もうね、調べてあるの。秋葉原のビックカメラから、御徒町まで歩いて行けるから」と答える夫。

 ヤバい! 私の物欲を止める人はこの家にはいない。頼れるのは私の理性のみ(笑)。みたいな状況で、秋葉原経由の御徒町と相成りました(笑)。PayPayキャンペーンのせいか、ボーナス時期のせいか、多分両方の理由で、めっちゃくちゃ人が多くて人混み苦手な私はクラクラ来てしまいました。まぁ、お目当てのものは買っちゃったけれどもさ(笑)。

 実はもう一つ欲しいものがある。めちゃくちゃ欲しくて、先日とうとう夢にまで出てきちゃった(笑)。ついこの間の12月1日に発売された小泉成器のデジタルネイルプリンターだ。スマホで撮った写真などを1本約10秒で爪に直接プリントできるネイルプリンター!

 先日電機屋さんで実機見て指を突っ込んでみたりして、ぬおぉぉおお! 欲しい! と思ったんだけれど、何とか持ちこたえ持ち帰らずに帰宅した。私が「つい衝動で!」って買っちゃう家電は、「仕事で使うし」とか、「家で使うし」みたいな感じで、何だかんだ理由をつけて買っちゃうんだけれど、夫がネイルすることもないし、完全に私の趣味であり、私1人の欲望だ。

 そういう完全なる自分だけのものをポンって買うには、私ったら少々小心者(どのツラ下げて言う? って感じだけど 笑)。ネイルサロンとか定期的に通うのも、そもそもズボラだってことに加えて、勿体無い気がして中々行けないのだ。

 でもなーでもなー。我が家のかわいいかわいいお猫様のネイルとか簡単にできるのかーと思ったら、本当にウットリしちゃう。そしてパッと見「クリスマスネイル?」と思いきや、趣味の家庭菜園で採れた赤い大根&緑のブロッコリーだったりしたらめっちゃくちゃかわいいじゃん! なぁんて想像するだけでワクワクするのだ。

 友達に「1回千円でいいよ」なぁんて言ったら使いに来るかしら? あー、私ったら小心者じゃなくてただのけち臭い人じゃないか(笑)。あー! いい子にしているので、どうかサンタさん! サンタさーん! 私の欲しいものは、「この欲望を抑えるお薬」です(笑)。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。