ぷーこの家電日記

第231回

やっとで我が家に慣れた新入り猫達。ツンデレどころかデレデレになった!

 旅行から帰って来てゴールデンウィークも終わり、日常に戻った我が家。旅行中は猫3匹はもちろんお留守番。病気のある1匹は病院で、あとの2匹は、里帰りというか、保護猫時代のおうちでお世話になりました。

 たくさんの猫達に囲まれている里帰り生活は非常に楽しかったようで、旅行から戻って引き取って帰って来たら、めっちゃくちゃ不機嫌な顔でほぼ1日引きこもっていた。我が家に来てまだそんなに時間が経たないので、ただでさえ懐いていないのに、あからさまに不機嫌な顔をされると、「そんな顔しないでよー」と凹みつつ、おやつを貢いではご機嫌を取っておりました(笑)。

 1週間もいないと忘れられてしまうんじゃないかと、ちょっと本気で懸念していたけれど、一応我が家も覚えていた模様。翌日からはまた元通りの「おやつちょうだい」と「お肉ちょうだい」の時だけ寄ってきて、あとは触らせてもくれないという微妙な距離感に戻ったんだけれど、里帰りが何かの刺激になったのか、数日経ってからいきなりソファに座ってる私の横に乗って来て「撫でてちょ」とゴロゴロ言い始めたもんだからビックリ。

 「甘えたいのか! 甘えたいのか~!」とデレデレになる私にどんどん寄ってきて、膝の上でゴロゴロ言いながら寛ぐ子に変貌を遂げたのであります。めちゃくちゃ感動。完全に我が家に慣れて、我が家の飼い猫になった瞬間! 毎日仕事から家に帰って「ふぅー」とソファに腰掛けると、2匹で私の膝を取り合いながら、ゴロゴロしてる。夢にまで見た光景である。しばらくすると「はい、お疲れ!解散!」みたいな感じで散って戻ってこないのだけれど(笑)。

 仕事に出ている日中は、1部屋を猫部屋としてお留守番させているんだけれど、先日仕事から帰ると、なぜか1匹がリビングで寛いでいた。「え!?」と驚きつつ、その日は夫の方が家を後に出たので、「ちゃんとドア閉めたの確認してから出かけてよ!」なぁんて帰って来た夫に文句言っちゃう私。首をひねる夫。翌朝は、私がしっかり戸締りして最後に家を出た。

 「ただいまー」って帰ると、リビングのソファで寛ぐ猫がいるではないか!「お前が開けたんかー!」と頭1つ分の隙間開いている引戸に爆笑しながら、夫に冤罪を詫びた(笑)。我が家の猫達、ゴールデンウィークで進化を遂げすぎ! 1度開け方を覚えると、そりゃ毎日出てくるよね……。と、今後どうしようか迷い中。

 1番の先住猫はと言えば、実は体調がずっと悪くて、ゴールデンウィーク前位に「ちょっとヤバいかも」という状態になっていた。元々てんかんの持病があるんだけれど、春の季節や気圧の変わり目の時に結構発作が続いていた。重積発作(長い発作)や群発発作(何度も起きる発作)が続くと命落としちゃうこともあるって事で、めちゃくちゃ心配していたんだけれど、だんだん食欲もなくなって病院で日帰り入院を繰り返してた。

 てんかんだけじゃなくて、腎臓が非常に悪くなっちゃてて、あまり食べることも出来ないし、脱水も起こしてグッタリとして、随分と痩せてしまっていて、「元気になって!」と泣きそうになりながらも、ちょっと覚悟決めなきゃかもなぁともどこか冷静に考えていた。

 そんな状態だったけれど、少ーしずつ快方に向かい、グッタリと能面みたいになってた顔にも表情を取り戻して、呼んだら返事もするし、少しずつご飯も食べられるようになって、元気ハツラツとは言えないけれど、ぼちぼち元気な感じに戻って、のんびりとお気に入りのハンモックの上か、カーペットの上で日向ぼっことお昼寝の日々。週に1回くらい点滴してもらって元気を注入してもらっている。気分が良い時は私の上に乗ってくるまで元気になって、このまま穏やかに過ごせたらなぁと願っているのだ。

 私はと言えば、そんな猫まみれの生活でますます家が楽しくて、職場と家の往復だけの日々。旅行もすんごい楽しくてまた行きたい! と思いつつも、やっぱりここが1番だよぉ~と、猫と一緒にダラダラゴロゴロ過ごしている(笑)。

 夫も、初めて自分にべったりと懐いてくれる猫にもう溶けちゃうくらいデレデレのメロメロになってて面白い。数年前まで動物が好きじゃなかったというのが信じられない。大好きなササミを茹でてあげながら、「ちょっ、ちょっと待って! まだ熱いよ!」と、ワタワタしながらもめっちゃ嬉しそうに食べさせてあげたりしていて、完璧な愛猫家になっているのであります。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。