ぷーこの家電日記
第224回
健康はプライスレス。健康診断は定期的に
2018年3月23日 07:30
私は病院が苦手だ。なぜそんなに苦手なのか分からないが、歯医者なんかは行かなきゃと思っただけで、気が重くて重くて現実逃避に走って昼寝しちゃうほど苦手だし、決心を繰り返して繰り返して病院に行ったとしても、変な汗が出てしまうほど緊張しちゃう。
ちょっとした恐怖症に近い気がする。別に怖いことをされる訳でもないので、やっとの思いで行った後は不快感もないし、むしろ達成感と解放感いっぱいで元気になる。病院に行くときって体調が良くないことの方が多いのに、元気いっぱいになってしまうのだ(笑)。
そんな私なので、健康診断も「忙しい」だとか、「落ち着いたら」だとか後回しにしながら、ここ数年まともに受けていなかった。身体測定程度の軽いものなら受けてはいるが、しっかりとした人間ドックは受けていなかったのだ。
そして数年受けていないと、「何でちゃんとしないの?」と叱られちゃいそうで、ますます遠のくという。誰も叱ったりしないことは分かっているのに……。1月はインフルエンザになっちゃうし、その後微熱が続いて体調が芳しくなかったりと、押し寄せる歳の波を感じながら、しっかりメンテナンスしなきゃなぁ、とは思っていた。
喉元過ぎたらなんとやらで、体調が復活したらまた先延ばしにしちゃいそうだったので、寝込んでいる間に「40歳の自分への誕生日プレゼントは、オプション付けまくりの人間ドックにしよう」と決めて、人間ドック予約サイト「ここカラダ」というサービスを使って、スマホから予約を入れてみた。高いけど数年分と思ったらめっちゃ安上がり。色んな便利なサイトがあるもんだ。
週末に人間ドックを控えた週明け、もうさっそく憂鬱モード。「あぁ、嫌だ。むしろ風邪ひかないかな」と思うくらいに憂鬱(笑)。健診を受ける病院からも郵便が届いていたけれど、開封もせずに放置。あー、ヤダヤダヤダ。
毎年ちゃんと会社で人間ドックを受けている夫も同じ日に人間ドックの予約を入れていて、ドック前日は二人で早々に軽い晩御飯を食べてから、「もう寝ちゃうねー」と夫早々に就寝。
私もさすがに問診票くらい書いておかなきゃなと、郵便を開けて「あっ、やばい」とさっそく後回しの付けに気づく。大腸ガン検査のための検便キット、2日分の検便が必要なのに、残された時間はあと12時間(笑)。
夜と朝で何とかなるか!? などと、いつものギリギリ対応で乗り越えようと思ったけれど、毎日バッチリお通じのある私の体は、スッキリしている。結局夜中まで何度かトイレに行ったけれどあきらめた(笑)。
人間ドック当日、私の緊張もピーク。はぁ、と何度もため息をつきながら出かける準備。夫はちょっと遠くの病院に朝7時過ぎに出かけて、私は家から近くの病院に9時過ぎから。体より重たい気持ちを引きずりながら病院へ行く。とってもきれいな病院だったけれど私の気持ちは晴れない。
受付で、「検便、後日持ってきてもいいですか?」と聞いたら、持参でも郵送でもいいですよ、と親切に教えてくれる。叱られることもなかった(笑)。いつも面倒臭がりの私は、以前誰かが言っていた「面倒臭いけど、後回しにするともっと面倒臭くなる」を、いつもは意識的に心で唱えて乗り越えたりするんだけれど、ホントにそうだわ、と猛省。
そして着替えて待合室に。他にもたくさんの受診者がいて、「みんなすごい! こんなに平然としててすごい!」と尊敬の眼差しで見つめてしまう(笑)。
いざ健診はと言うと、呼吸機能の検診では息をするだけなのに、「はい、勢いよく吐いて吐いて~! 上手ですよ!」とかって褒められるし、眼圧検査では「瞬きせずにそのままー、すごいです! すごいです!」とかって褒められる。
胃カメラ受けるときも「ちょっと不快感あるかもしれないけれど頑張って~」と励まされながら、何とか「うえー」と言わず耐えられたら「すばらしいです!」って褒められた。日常でそんなに褒められることもないのに、これでもかと言うほど褒められて、だんだん気分が良くなってくる(笑)。むしろ検査してくれるみんなを褒めてあげたいくらい!
ホルモンバランス的にちょうどいい時期だったおかげで、マンモグラフィーもそんなに痛くなかったし、ほぼ待たされることなくすごくスムーズに進むし、終わる頃にはすっかり重たい気持ちも晴れていた。
このスッキリした気持ちは、どうせすぐリセットされて、「はぁ、病院嫌だぁ。健診嫌だぁ」ってなることは分かってはいるけれど、これからは毎年自分の誕生日には人間ドックを自身のプレゼントとして贈ろうと思う。綺麗なお洋服よりも健康が断然欲しい! この機会に遺伝子検査とか脳ドックとかも受けてみたいなぁと思っているのです。