美味しく「手抜き」クッキング

第71回

お弁当がおいしく見える盛り付けのポイント

一段弁当の詰め方をご紹介します

マンネリ化しがちな毎日のお弁当作り。いつもとおなじおかずでも、ぐっと印象を変えられるのが盛り付け方です。お弁当の詰め方に決まりはありませんが、詰める食材の形や色、大きさ、切り方などによって立体感や動きが生まれますよ。今回は、盛り付けに変化を付ける「一段弁当の詰め方のコツ」をご紹介します。

さまざまな形と大きさのおかずを組み合わせる

立体的で動きのある盛り付けにするには、さまざまな形、大きさのおかずを用意するのがおすすめです。焼き鮭やしょうが焼きのような平らなもの、唐揚げやミニトマトのような丸いもの、卵焼きや厚揚げなど四角いもの、サヤインゲンなどの細長いものなど、いろいろな形や大きさのおかずを組み合わせて、盛り付けに変化を持たせましょう。

形や大きさの異なるおかずを組み合わせるのがポイント

同じ食材でも、いつもと切り方を変えることでも印象が変わります。例えばウインナーは、中心で斜めに切る、縦半分にまっすぐ切る、輪切りにするほか、卵焼きであればサイコロ状に切る、切り口が斜めになるように切るなどの方法があります。

同じおかずでも切り方を変えると変化が生まれます

盛り付ける前に頭の中でイメージする

お弁当箱に盛り付ける前に、どのような方向で置くかをイメージしてみましょう。おかずを横に並べる、斜めに並べる、中心から放射状に並べる、ちらし寿司のように均一に散らすなどがあります。面積の大きなおかずをどの位置に置くかでも印象が変わります。

ごはんを底に敷き詰め、唐揚げを中心にしてほぼ対称になるように詰めた例です

食材を詰める順番

お弁当に詰める食材は、ごはん、大きなおかず、小さなおかずの順番に詰めるのが基本です。今回は唐揚げ、卵焼き、ミニトマト、ひじき煮、サヤインゲンのソテーを容量600mlのお弁当に詰めていきます。

唐揚げや卵焼きなど、定番のおかずを詰めていきます

ごはんは「斜面」がポイント

ご飯の量はお弁当のメニューや食べたい量に合わせて決めましょう。今回は、1段弁当の1/3~1/2くらいまでごはんを詰めます。このとき、おかずとの境目がなだらかな斜面になるようにします。

おかずとの境目が斜面になるようにごはんを詰めます

なだらかな斜面にしておくと、ごはんにおかずを立てかけて立体的に盛り付けることができます。シュウマイや唐揚げなど、高さのあるおかずをごはんのそばに盛り付けたい場合は、垂直にしてもいいでしょう。

また、ごはんの詰め方だけでもお弁当に変化が出ます。お弁当箱の1辺に対して斜めに詰めたり、中央に丸く盛り付けたりすると、いつもと違った雰囲気になりますよ。

ごはんを斜めに詰めた例。ごはんの盛り付け方だけで雰囲気が変わります

大きなおかずから順番に

ごはんを斜面になるように詰めたら、唐揚げと卵焼きをごはんに立てかけるように盛り付けます。空いたすき間にミニトマトを入れましょう。

ごはんに立てかけるように大きなおかずを詰めます

卵焼きとミニトマトの隙間に、カップに入ったひじき煮を置き、バランスをみてサヤインゲンのソテーを添えます。

細長いサヤインゲンで動きを出します

手作りハムカップで彩りよく

お弁当をおいしく見せるには、ごはん以外で3色用意すると華やかになります。食材の味移りを防ぐためにカップを使う場合は、食材にない色を使ってもいいでしょう。ただし、カップを使うときは、同じ大きさのものを多用するとおかずの面積が同じになり、変化が出にくくなるため注意しましょう。

最近はカップだけでなく、レタスの形をした仕切り、カラフルなピックなど、さまざまなお弁当グッズが販売されています。おかずで3色用意できない場合は、グッズを使ってアクセントにするのもおすすめです。

市販のカップを使わずに、ハムで手作りする方法もあります。ハムの中心まで切り込みを入れて、切った部分を内側に入れるように重ねて、カップの形にします。こうすることでカップまでおいしく食べられて、彩りもプラスできますよ。

手作りハムカップで彩りをプラス
じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。