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9割が捨てている大掃除の不要品「売るといくらに?」メルカリ調べ

大掃除で出た「不要品」、どのように処分していますか。今回は、20~69歳の男女1,000人に聞いた、大掃除で処分した物、処分した物の推定額、処分方法などの調査結果をご紹介します。経済産業省によれば、過去1年間に不要となった物の推定価値は総額7兆6,254億円(※)にも上るそう。今年の大掃除では、ゴミ以外の方法で不要品を処分してもいいかもしれません。

 

※「平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」(経済産業省)

 

大掃除で不要品として処分した物は「洋服」「靴」「本」

フリマアプリを手掛けるメルカリが、全国の20~69歳の男女1,000人へ行なった「大掃除と断捨離」に関する意識調査で、「2016年の大掃除の際、不用品として処分したことがある物」を尋ねたところ、1位「洋服(51.6%)」、2位「靴(44.2%)」、3位「本(42.5%)」となりました。半数以上の人が大掃除で洋服を処分したことがあることが分かりました。

 

大掃除での不要品を売ると、1人当たり約5.8万円に!

前の質問で「2016年の大掃除で処分したもの」上位3つの値段を、メルカリでの平均単価をもとに推計すると、1位の洋服が32,235円、2位の靴が9,512円、3位の本が16,503円となり、合計で1人当たり58,250円という結果に。不要品をスマホアプリやリユースショップに売らずにゴミとして処分すると、1回の大掃除で約5.8万円相当を損失しているという計算になりました。

 

2017年末の大掃除、したいのは「掃除」と「不要品の片付け」

また「2017年の大掃除でしたいこと」の回答のなかで、「とてもしたいと思う」と「どちらかと言えばしたいと思う」を合わせた割合が多かったのは「部屋の汚れの清掃(97.9%)」「キッチンやトイレなど水回りの清掃(97.2%)」「不要品の片付け、処分(95.3%)」でした。大掃除では、今年の年末も不要品を処分したい人が多いことが明らかになりました。

 

不要品は「ゴミとして処分」が約9割

次に、「普段、不要品をどのように片付けているか」を尋ねると、9割近い人が「自分でゴミとして処分する(88.9%)」と回答。また、ツタヤやブックオフなど「実店舗買取サービスへの販売」は20.0%、「リユースショップへの販売」は9.5%、「フリマアプリへの出品」は8.5%と、何らかの形で不用品を販売するという人は少ない現状が判明しました。

 

半数が好意的にとらえている「スマート断捨離」

ここで、オンラインでの買取サービスについて利用実態を調べるため、「スマート断捨離(スマートフォンなど活用した不要品の処理)をやってみたいか」を聞くと、「すでにやっている(8.6%)」「ぜひやってみたい(15.9%)」「やってみたい(27.6%)」という前向きな回答を合わせて、52.1%となりました。

 

スマート断捨離の魅力は「お手軽さ」

さらに「スマート断捨離の特徴についての魅力」を尋ねると、割合が高かったのは「自宅にいながら出品の手続きができる(37%)」「自分にとっては不要品でも、必要な人が買い取ってくれることがある(28.5%)」「スマホさえあればすぐに始められる(27.8%)」でした。「自宅にいながら」や「スマホさえあれば」といった手軽さを魅力と感じる人が多いようです。

 

まとめ

ゴミとして捨てた物を売った場合の想定額が、1人当たり6万円近いのに驚いた人もいるのではないでしょうか。今年の大掃除では、出てきた不要品をゴミとしてすぐに処分せず、オンラインフリマアプリなどを活用して有効活用してみてはいかがでしょうか。「スマート断捨離」は、今後も利用する人が増えそうですね。

 

◇<大掃除と断捨離に関する意識調査>昨年の大掃除で処分されたモノ上位3つの【推定機会損失額】は一人当たり5.8万円(メルカリ) 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000026386.html

 

qufour(クフール)編集部

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