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初心者さんOK!コルクの持ち手付き「イニシャルはんこ」の作り方

自分の「イニシャルはんこ」があると、一筆箋や手紙など、手軽に押せて楽しく使えますよ。今回は、葉っぱ形の中にアルファベットが描かれた「イニシャルはんこ」の作り方と持ち手の付け方をご紹介します。葉っぱの曲線も、イニシャルの文字も比較的シンプルな形なので、初心者さんでも大丈夫。コルクで持ち手も付けて使いやすくすると、愛着も湧いてきますよ!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

準備するもの1:はんこを作る道具・材料

・デザインカッターと普通のカッターナイフ
・カッターマット(ない場合は厚紙など)
・消しゴムはんこ用のゴム版(100円ショップで購入可、厚さ1cmのものがおすすめ)
・トレーシングペーパー、白い紙
・下絵を書くための筆記用具(ペン、鉛筆、シャープペンなど)
・定規
・マスキングテープ
・練り消し(セロテープや消しゴムでも代用可)

 

準備するもの2:持ち手の材料

・普通のカッター
・ボンド(合成ゴムや木材に使用できて乾きも速いボンド「ウルトラ多用途SU」がおすすめ)
・コルクの板(縦2.3×横2.5×厚さ0.5cm、コルクの粒が細かいタイプがおすすめ)
・スタンプ台(チョコレートを使用)

 

デザインカッターとスタンプ台は、ネットでの購入が便利です。そのほかの材料は100円ショップで購入できるものが多いです。ボンドとコルクはホームセンターで購入できます。

 

下絵の作成

以前の記事「葉っぱのはんこ」の作り方でご紹介した方法と同じように、まず白い紙に目立つ色のペンで5mmの方眼を書き、その上へトレーシングペーパーを重ねて、この写真を参考に葉っぱとイニシャルの下絵を書きましょう。

 

◇初心者さんOK!「葉っぱのはんこ」の作り方、グラデーションも楽しもう
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1162560.html

 

はんこを彫る

はんこの彫り方は前回までと同じです。「お花のはんこ」の回を参考に彫っていきましょう。

 

1. 中のイニシャルをくり抜き、葉っぱの外側に切込みを入れて、V字状の溝を作ります(写真左)
2. 葉っぱの周りを2~3mmほど残して不要な部分を切り取ります(写真中央)
3. 下絵の線を消して出来上がりです(写真右)

 

◇初心者さんOK!「お花のはんこ」の作り方、素敵な押し方アレンジも
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1162559.html

 

コルクへはんこを押す

持ち手にするコルクへ、イニシャルのはんこを押します。次に、はんこの裏へ上向きの矢印などを書いておきましょう。これは、はんこ本体へコルクを貼り付けるとき、コルクへ押したはんこの向きを間違えないようにするためです。そして、持ち手のコルクを、はんこ本体の外周より2~3mm大きい四角形にカットします。今回ははんこの仕上がり寸法が縦1.7×横1.9mmなので、コルクは縦2.3×横2.5mmの大きさにしました。

 

ボンドを塗って、コルクに貼り付ける

はんこの裏面へボンドを塗り、付属のヘラなどでボンドをまんべんなく伸ばしましょう。ボンドが塗れたら、コルクに押した柄と、はんこの矢印を確認して、はんこの向きを間違えないようコルクへ貼り付けます。

 

出来上がり

ボンドが乾いたら完成です! 

 

まとめ

イニシャルはんこは、お手紙の最後にサインのように押したり、封かんシールを作ってオリジナルな印として楽しみましょう。お友だちやお子さんのイニシャルのはんこを作ってプレゼントにするのもステキだと思います。ぜひ作ってみてくださいね。 

 

 

杉澤由紀子(消しゴム版画作家)

季節のお花など、草花を中心に好きなモチーフを消しゴム版画にしています。その版でレターセットやポチ袋などの紙物類、そしてハンコを作っています。1つの版から色替えなどをして様々な物が出来上がる事が楽しくて、試行錯誤しながら日々消しゴム版画と向き合っています。作品はminne「消しゴム版画作家・杉澤由紀子」で販売しています。ぜひ、ご覧ください!