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100均の手ぬぐい+手縫いでDIY「ぷっくりお花のヘアアクセサリ」の作り方
2017年 7月 2日 11:30
柄や種類が豊富で、100均でも手に入る「手ぬぐい」で、アクセサリを作ってみませんか?今回は、手縫いで作れる「ぷっくりお花のヘアアクセサリ」の作り方をご紹介します。手ぬぐいは、布の目が粗いので針通りが良く、手縫いでも縫い目が見えにくいのできれいに仕上がります。少しの布と材料で、着物や浴衣、普段の洋服にも合うアクセサリが作れますよ。
材料と道具
<お花の直径4.5 cmサイズ>
- 手ぬぐい:10×10cm、4×4cm各1枚(同じ柄)
- フェルト:2.5×2.5cm 1枚
- 手芸綿:片手で1つかみくらい
- パールビーズ:直径3mm1粒
- 太めのヘアゴム:14~15cm
- 糸:手縫い糸(ミシン糸でもOK)
- 裁ちバサミ
- 糸切りバサミ
- 定規
- 縫い針
- まち針(チャコペン)
- 指ぬき
ご紹介した材料で作ると直径4.5cmのお花ができます。手ぬぐいの大きさを9cm四方にした場合は仕上がりの直径が約4cm、8cm四方なら直径約3.5cmになるので、お好みのサイズにしてみてください。糸の色は、布と同系色でも違う色でも構いません。お好きな色をコーディネートして選んでみて下さい。今回は布と同系色の赤、ヘアゴムの色に合わせた黒の2色を使用しました。
作り方1:円型に並縫いする
今回は、下絵を描かずに円を並み縫いする方法をご紹介します。10cm四方の手ぬぐいを、裏を上にして机へ置きます。縫い糸は、細めのミシン糸なら2本取り、太めの手縫い糸なら1本取りで約65cmを用意してください。右側の辺と中央の辺の中央にマチ針を打ちます。右側のマチ針を打ったところの端から5mm内側に針を刺し、糸が抜けないように1回返し縫いをします。次に、上辺のマチ針に向かって中心から半径4cmの円になるよう2mm程度の間隔で細かく並縫いします。糸は後で絞るので、少しくらいジグザクしていても大丈夫です。自信がないときは、チャコペンで直径9cmの円の下絵を書いてから縫いましょう。
作り方2:円を並縫いで縫う(終わり)
円の1/4を縫ったら、左側の辺にマチ針を打ち、上の辺のマチ針から左側の辺のマチ針に向かって、同じように円を描くように2mm間隔で並縫いをします。これをあと2回繰り返すと、グルッと円を縫った状態になります。玉止めはしないで、針は布の表側へ出しておきましょう。
作り方3:布を丸めて、中に綿を入れる
針の付いた糸を引き、縫い目が絞られて布を球状にします。そこに用意した綿のうち、ひとつまみ分を除いて入れ、また糸を引きながら絞ります。綿が足りなければ足して、すき間なくギュウギュウにしましょう。
作り方4:綿入れ後、布端の始末
ギュウギュウに綿を入れたら、最後に糸をしっかりと絞り、緩まないように玉止めをします。糸は切らず、布端はに絞った縫い目から1cm残してカットします。以下、ここを絞り口とします。
作り方5:球の中心にビーズを付ける
出来上がった球の、絞り口の反対側へ直径3mmのパールビーズを付けます。布の外周を縫った針を使って、絞り口の中心にまっすぐ刺し、反対側へ糸を貫通させます。パールビーズを1粒通して、貫通させた針穴のすぐ横へ針を刺し、絞り口へ引き出します。ビーズのところにくぼみができるように、糸を強く引きながらしっかり玉止めをしましょう。糸はまだ切らないでくださいね。
作り方6:8枚の花びらを作る
糸が繋がった状態で、ビーズのすぐ脇へ上から針を刺して下に貫通させ、糸をギュッと引いて花びらの境目をくぼませます。次は反対側に糸を回して、同じようにビーズの脇に上から針を刺して下に貫通させ糸を引きます。十字になるように、これを繰り返します。十字が出来たら、その間に、また十字になるように繰り返し、8枚の花びらを作りましょう。最後に糸をしっかりと引きながら絞り口のところで玉止めをして、糸を切ります。
作り方7:ヘアゴムを縫い付ける
お花を裏返して絞り口の中心に、ヘアゴムの端と端をピッタリと縫い付けます。糸でヘアゴムとお花へ交互に糸を通して縫い付けましょう。ここには、目隠しの布を被せますので、糸の色は気にしなくて良いですが、目隠しから縫い目が見えないように、中心から2cm以内の範囲で縫いましょう。布に柄があって、お花に向きがある場合は、柄に合わせてヘアゴムの向きを決めてから、縫い付けましょう。
作り方8:ゴムを隠す布を作る
30cmの長さに糸を用意して、4cm四方の手ぬぐいへ、直径3cmの円を並縫いします。お花を作ったときと同じように、縫い目の大きさは2mm程度で、マチ針をガイドにして進めましょう。次に、並縫いした手ぬぐいの中心に、直径2.5cmに丸くカットしたフェルトを置きます。
作り方9:裏側の目隠し布を丸く絞る
フェルトの中心を、指で押さえながら糸を引きます。写真のように、フェルトをしっかり包むまで絞れたら、玉止めしましょう。糸は切らないでくださいね。
作り方10:ヘアゴムの縫い付け部分を隠す準備
裏布を付ける部分の段差を少なくしたいので、ひとつまみほどの綿をヘアゴムの両脇に乗せます。ここで綿を入れることで、お花の裏側の触り心地が良くなります。
作り方11:お花の裏側へ目隠し布を付ける
ヘアゴムの取り付け位置を隠すように目隠し布を乗せて、左の写真のように左手の人差し指と親指で花と裏布を挟むように持ちながら、目隠し布の少し内側をお花へ縫い付けます。はみ出した綿を針先で中へ入れながら、2~3針ずつ進めると縫いやすいです。しっかり付けるために2周縫いましょう。最後に玉止めをして、1針反対側に糸を引き、玉止めを表布と目隠し布の間に引き入れて糸を切ります。裏側の縫い目が見えなくなるので、すっきりして見えますし、触り心地も良くなります。
完成
これで「ぷっくりお花のヘアアクセサリ」の完成です。とてもシンプルですが、ぷっくりとしたお花がワンポイントになりますよ。軽く着けられるので、手首につけてブレスレット替わりに付けてもいいですね。お花のサイズやヘアゴムのカラーを変えたりと、自分好みのものを作って楽しんでくださいね。