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パパの労働時間短縮で残業代削減、家計も!? 主婦800人は「どうする?」

「長時間労働の是正」に賛成でも、残業と一緒に収入も減るのは困りますね。今回は、主婦800人に聞いた、夫の労働時間短縮による「家計への影響」と「自分の働き方の変化」についての調査結果をご紹介。長時間労働の是正は、「働き方改革」のなかでも大きな課題の1つで、健康を害さないよう残業時間の上限を検討するなど積極的に取り組まれています。一方で、夫の残業代を見込んで生計を立てている家庭では、妻がもっと働かなければならない状況になりそうです。調査結果からは、家計への影響に大きく差を付ける世帯年収のラインも見えてきました。

 

夫の労働時間短縮なら、「今よりも働く」意向が5割超

主婦に特化した人材サービスを提供している「しゅふJOB」が行なった「長時間労働是正の影響」調査で、「配偶者またはパートナーが家庭の収入を主に支えている」と回答した主婦801人を対象に、配偶者またはパートナーの労働時間が今よりも短くなった場合、「自分の働き方にどのような影響があるか」を尋ねたところ、53.7%が「家計収入が下がると思うので、収入を上げる、または働く」と回答しました。その内訳は、「今より長い時間働いて収入を上げる」が23.5%、「今と時間は変えず時給単価を上げて収入を上げる」が19.4%、「今は働いていないが働くようにする」が10.9%となりました。

 

影響を受ける度合い、世帯年収900万前後で32.6ポイントの差

また前問を、任意回答の世帯年収で900万円未満と900万円以上のグループに分けて再集計したところ、「特に影響はない」と回答した人は、世帯年収900万円未満で24.8%でしたが、世帯年収900万円以上では57.4%となり、32.6ポイントの差が付きました。世帯年収900万円というラインはかなり高いハードルですが、家計への影響を心配する必要のない「安心ライン」の目安として考えて良いのかもしれません。

 

長時間労働の是正は、残業代を見込んでいる家庭に打撃?

働く人々が健康を害するほどの長時間労働は、すぐにでも改善してほしい課題で、政府の「働き方改革」でも目玉の1つ。ただ現状では、家計に残業代を見込んでいる家庭も多く、長時間労働が是正されると大きな打撃を受けるのも事実です。夫婦が共働きしやすい環境を整えるだけでなく、働き方改革によって生産性が上がった分を収入に反映するなど、働く側にとって納得感のある改革を進めてもらいたいものですね。

 

◇長時間労働是正で夫の収入減少が心配…その時主婦は? 夫の収入減なら「妻が稼ぐ」過半数~しゅふJOB総研調査~(ビースタイル)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000169.000003176.html 

 

qufour(クフール)編集部

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