暮らし
【産前産後ハッピーライフ18】妊娠したら「ネイル」も「指輪」もNGなの?
2017年 5月 1日 06:30
妊娠中、定期健診で「ネイルは控えましょう」「指輪は外してください」と言われたことはありませんか?なぜそのように言われるのか、今回はその理由をお伝えします。もしかしたら親姉妹にも言われるかもしれないのですが、決して妊娠中のおしゃれを否定しているわけではないのです。「え?妊婦はオシャレもしちゃいけないの?」なんて思わずに、理由を読んで納得したマタニティライフを送りましょう。
ネイルが原因で診断が遅れる⁉ネイルをオフを勧める理由
妊娠中、あなたの身にトラブルが起きて病院へ緊急搬送された場合、病院で先生たちは、爪の色であなたの状態を診ます。そして、呼吸を管理する器械も指先にパチンと挟みます。そのときにネイルをしてたら、処置が遅れたり、不幸な結果になってしまう可能性も……。あなたはネイルをしていたことを一生後悔するのではないでしょうか?
妊娠中はむくみやすい!最悪、指輪を切断することになるかも
妊娠すると、通常時と比べて体の水分量が20~30%増えるため、週数が進むにつれて、指がむくんで指輪が抜けなくなる妊婦さんも少なくありません。もしも、緊急で帝王切開することになった場合、手術室には金属を持ち込めないので、指輪は外すことになるのですが、その際、指輪が抜けなかったら切断することになってしまいます。大切な結婚指輪……切断したくないですよね。できれば指輪は外しておきましょう。
それって特殊なケースでしょ?と思わないで!
先生たちに爪の色を見られたり、帝王切開になるなんて、「私には関係ないから大丈夫」と思っていませんか?今は医療が進歩して出産による死亡率はとても低いですが、お産は命掛けのもの。帝王切開も5人に1人の確率です。経腟分娩の途中で緊急帝王切開になる場合もあります。お産になる前に予期せぬ事故に巻き込まれる可能性もゼロとは言い切れません。誰にでも十分起こり得る可能性のあるものと認識しましょう。
出産は奇跡!全ては「何かあったときのため」
ネイルを避けるのも指輪を外すのも「万が一のときのため」です。決して妊娠中のおしゃれを否定しているのではなく、母子ともに健やかな出産、ひいては幸せな産後を迎えるためにできる、最も簡単な準備のひとつなのです。妊娠中にできるおしゃれは、ほかにもたくさんあります。逆に妊娠中にしかできないおしゃれもあるので、それを調べてみるのもきっと楽しいですよ!マタニティライフを上手に楽しんでくださいね!