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700人に聞いた!犬・猫を飼うのにかかる年間費用は?予想外の出費は何?

一緒に暮らす犬や猫には、長生きして欲しいもの。今回は、犬や猫を飼っている人へ「ペットの何にお金が掛かったか」「予想外の出費」「今後の支出予想」を尋ねたアンケート結果をご紹介します。毎日のペットフード・おやつだけでなく、病気やケガの治療費も意外に掛かり、何と200万円を超えたケースもあるそうです。

 

予想外の出費は、犬・猫とも「病気やケガの治療費」が約4割

ペット保険を手がけるアイペット損保が、全国の犬や猫の飼育者755人を対象実施した「ペット関連支出に関するアンケート調査」で、2016年の1年間に「当初の想定以上にお金が掛かった項目は何ですか」と尋ねたところ、「病気やケガの治療費」と回答した人が、犬の飼育者では43.3%、猫の飼育者も46.0%となりました。犬、猫ともに、あとに続く「ワクチン・健康診断等の予防費(犬22.5%、猫21.5%)」と「フード・おやつ(犬14.5%、猫21.5%)」に大きく差を付けています。

 

支出額は、犬「5~10万円未満」、猫「5万円未満」が最多

また、「2016年の年間のペット関連支出」について金額を聞いたところ、「5万円未満」と回答した人は、犬の場合が29.0%、猫の場合が43.3%とかなり差がつきました。犬を飼っている人で1番多い回答は「5~10万円未満」で29.7%でした。最高額の「25万円以上」と回答した人は、犬が6.5%、猫が3.1%と、その差は2倍以上で、全体的に見て出費がかさむのは犬のようです。

 

「治療費」と「フード」に各3万円、治療費の最高額は220万円

「2016年の主な支出項目」について1世帯あたりの金額を尋ねると、「治療費」と「フード・おやつ」の額は、中央値がどちらも3万円となりました。注目したいのは、治療費の最高金額の220万円。病気やケガによっては治療費が思いがけず大きく膨らむこともあるようです。

 

2017年のペット関連支出は約6割が「変わらなさそう」と予想

次に「2017年のペット関連の支出は増えそうですか」という質問に対し、26.4%の人が「増えそう」と回答、4人に1人が昨年より支出が増えると予想しました。一方、「変わらなそう」と回答した人は58.1%に上り、6割近くの人は2016年と同じくらいの支出を見込んでいるようです。

 

2017年に増えそうな支出「治療費」が約半数、「予防費」も2割

ペット関連の支出が「増えそう」と回答した198人に、「どの項目で最も支出が増えそうですか」と尋ねると、「病気やケガの治療費」を挙げた人がほぼ半数の49.0%という結果になりました。次いで「ワクチン・健康診断等の予防費」が21.7%となり、犬や猫の健康管理に支出が増えると予想しているようです。

 

ペットの支出増、背景はペットの高齢化

犬や猫も人間と同じように、衣食住の生活環境が整えば高齢化が進むようで、ペット保険への加入や、老犬ホーム、終活などにも関心が高まっています。また、健康で長生きして欲しいという飼い主の思いから、栄養価の高いペットフードも人気で、その種類も増えています。これから犬や猫を飼いたい人は、購入時にかかる金額だけでなく飼育にどれくらいかかるか、1度、計算してみると良いですね。

 

◇【ペットにかける年間支出に関する調査】(アイペット損害保険)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000012656.html

 

qufour(クフール)編集部

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