暮らし
生活雑貨を北欧風にアレンジ!消しゴムハンコで「キッチンクロス」を飾る
2016年 9月 22日 18:00
これまで北欧風の図案を使って、布用のペンと絵の具で布製小物をデコレーションしてきました。第3回は「消しゴムハンコ」を使って、市販のキッチンクロスをオリジナルなキッチンクロスに変身させます。図柄を味わいのある色付けで仕上げられる消しゴムハンコは、1つ作ればポンポン押せてスピーディーに作業できるので、気軽に布製小物を北欧風にできますよ。
用意するもの
- 消しゴム(スタンプ用)
- 布用スタンプ台
- カッティングマット
- 鉛筆
- カッター
- 図案
- キッチンクロス
一般的な消しゴムと違って、スタンプ用として売られている消しゴムは、柔らかくて彫りやすいのでおすすめです。図案が小さくて単純な形であれば、家にある消しゴムを使用してもいいでしょう。カッターは「デザインナイフ」があると細かい作業がしやすく便利です。消しゴムと布用スタンプ台は100円ショップやネットでも購入できます。手芸店には、布用スタンプ台の色合いを実際に確認できるお店もあるようなので、気に入った色を探しに足を運んでみてもいいですね。今回用意したキッチンクロスは、我が家の引き出しに眠っていたIKEAのものを使用しました。
北欧風の図柄がたくさん詰まったハンドメイドレシピ本を活用
使用した図案は今回も、「北欧風」をテーマに、大人っぽいナチュラルな植物柄やノルディックな幾何学模様など、かわいい図案が収録された本 「北欧風のかわいい布と暮らしの雑貨」(インプレス)です。
作り方1:図案をダウンロードしてカットする
書籍に掲載されている図案は、書籍内に記載されたURLからダウンロードが可能です。前回までは書籍をコピーしましたが、今回はダウンロードしたデータをプリンターで印刷しました。作りたい図案を切り抜いておきましょう。
作り方2:図案を鉛筆でなぞる
印刷した図案を鉛筆でなぞります。濃い鉛筆を使うと、消しゴムへ転写されやすくなります。
作り方3:消しゴムへ図案を写す
なぞった図案を消しゴムに当て、鉛筆の柄の部分や定規など、固い物で上からこすり図案を写します。
作り方4:消しゴムを彫る
消しゴムを彫っていきます。図案よりも少し外側のアウトラインを先に削り、次に細かい部分を彫っていきましょう。
作り方5:断面は台形にする
ハンコの断面は、真横から見て台形を目指しましょう。残す部分から外側に向かって斜めに切り目を入れて、消しゴムを切り取っていきます。台形に削るとハンコが押しやすく仕上がります。
作り方6:ハンコを押しやすくする「消しゴム台」を活用
図案が彫り上がったら、持ち手になる「消しゴム台」に貼り付けると、均一に力を掛けて押しやすくなります。消しゴム台は複数用意しなくても大丈夫。はがせるタイプの両面テープで貼り付ければ、使うときに消しゴムハンコを取り替えて使い回しできます。
作り方7:試し押しをして、彫り残しをチェックする
消しゴムハンコが出来上がったら、紙やはぎれに試し押しをしてみましょう。削り残しがあれば削って修正します。
作り方8:キッチンクロスへ柄を押す
キッチンクロスを広げ、ハンコを押します。お好みのデザインに仕上げてくださいね。
作り方9:アイロンがけ
インクが乾いたらアイロン掛けをして完成です。今回使用したスタンプ台は、ツキネコの「バーサクラフト」シリーズです。スタンプで推奨している15秒以上アイロンを当てると、耐水性が保てます。
作り方10:水洗いして、滲みをチェック
出来上がったキッチンクロスに15秒以上アイロンを当て、30分後に水をかけてみたところ、にじみや色落ちはありませんでした。
おすすめのカッターと消しゴム
消しゴムを切るときは、工作で使うカッターよりも細かい作業が可能な「デザインナイフ」がおすすめです。ネットや文房具店で購入できますよ。消しゴムは、削った跡が分かりやすく、柔らかくて削りやすい2層式の「スタンプ用消しゴム」が初心者向きです。
まとめ
3回のシリーズでご紹介した北欧風の布小物のアレンジ、いかがでしたか?布用染料ペンは、ペン一本で始められる気軽さがあり、布用絵の具はきれいな発色が特徴でした。私は、消しゴムハンコは初心者でしたが、初めての図柄でも30分ほどで彫れました。1つ作っておけば、いろいろなところへスタンプを押せるのが嬉しいですね。作り方や道具に長所短所あるので、お好きな方法を見つけて、ぜひチャレンジしてみてください。