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「寝ない子どもにイライラ…」寝かしつけにぴったり!3つのアロマ活用法
2016年 6月 8日 06:40
子どもがなかなか寝ないと、つい「コラッ!早く寝なさい!!」って言ってしまっていませんか。今回は、子どもの寝かしつけにおすすめのアロマ活用法を3つご紹介します。ママ自身の不調も和らげてくれるアロマの香りを使って、イライラしない子育てを実践してみましょう。
寝かしつけのアロマ活用法1:芳香浴法
芳香浴は、精油を空気中に拡散させて香りを楽しむ方法です。精油をランプで温めたり、ルームミストにする方法もありますが、子どもの寝かしつけなら、次の2つをオススメします。1つは、ティッシュに精油を1滴垂らして、枕元に置いて香りを拡散させる方法です。これなら誰でも手軽に芳香浴を楽しめますね。2つ目は、家庭用のアロマディフューザーを使った方法です。機械を購入する必要はありますが、火を使わないのでお子さんの部屋でも安心ですし、タイマー式なら付けっぱなしも防げるので、なお安心です。
芳香浴法におすすめのレシピ
寝かしつけの芳香浴法におすすめのレシピは、ラベンダーとオレンジ・スイートです。ラベンダーにはリナロールや酢酸リナリルといった鎮静作用のある成分が含まれています。ラベンダーの香りを嗅ぐことで、リラックスして、深い眠りへと誘われます。オレンジ・スイートに含まれるリモネンという成分は、鎮静作用とリフレッシュ、抗うつ作用などが期待できます。さらに腸の調子を整えてくれる作用もあり、寝ている間に胃腸が整う優れものです。ティッシュなら、ラベンダーかオレンジ・スイートのどちらかを1滴垂らして子どもの枕元に置いてみましょう。家庭用アロマディフューザーの場合は、ラベンダーとオレンジ・スイートのブレンドがおすすめ。使用する精油の量は、アロマディフューザーの取り扱い説明書に記載の適量を守ってくださいね。
寝かしつけのアロマ活用法2:アロマバス
アロマバスとは、お風呂の中へ精油を数滴入れて入浴する方法のこと。お湯で温められたアロマは湯気とともに、嗅覚から脳へ、呼吸から肺へ、皮膚から血管へと体全体へ浸透していきます。また、アロマバスは個人的には一石二鳥?!でお得なやり方だと思っています。なぜって?精油を嗅ぐだけでなく皮膚からも吸収して相乗効果を期待できるうえ、お風呂に入って体を温めると、深い眠りのときに発生する脳波(デルタ波)が発生しやすくなるからです。さらにアロマバスオイルを使うと、オイルの保湿効果も得られるので、お肌をツルツルにしてくれます。またアロマオイルを染み込ませた塩を溶かしたアロマバスソルトなら、お塩の発汗作用で体の解毒も期待できます。
アロマバスにおすすめのレシピ
アロマバスでは、アロマバスオイルやアロマバスソルトを、湯船に溶かすのがオススメです。それぞれのレシピを紹介します。
【アロマバスオイルの作り方】
材料(湯船200L分):
- キャリアオイル:10ml
- ラベンダー精油:3滴
- オレンジ・スイート精油:2滴
スイートアーモンドオイルなどベースとなるキャリアオイルへ、ラベンダーとオレンジ・スイートの精油を混ぜて希釈してから湯船に入れてよく混ぜます。
【アロマバスソルトの作り方】
材料(湯船200L分):
- 天然塩:大さじ1杯
- ラベンダー精油:2滴
- オレンジ・スイート精油:1滴
天然塩へラベンダーとスイート・オレンジの精油を垂らし、湯船で溶かしてから、湯船に入れてよく混ぜます。
寝かしつけのアロマ活用法3:アロマトリートメント
アロマトリートメントは、いわゆるアロママッサージのこと。精油をキャリアオイルで薄めたマッサージオイルで行なうマッサージです。アロママッサージに必要なのは、「早く寝てくれ!」という気持ちを抑えて、ママの手を温めてから、お子さんへの愛をもって胸元や背中などの体の一部または全身にマッサージオイルを塗るだけです。そうすれば、マッサージオイルに混ぜた精油の作用と、ママの手のぬくもりで安心が得られ、スヤスヤ眠れること間違いなしです。マッサージオイルをママの手に広げ、お子さんの胸元や背中などの部分や全身に塗ってください。無理に裸にしなくても大丈夫です。パジャマを着たまま、手を入れて塗ってあげてもいいですね。ポイントは、ママの手を暖かくしておくことです。お子さんが「冷たっ」と思うと目が覚めてしまいますよ。
アロマトリートメントのおすすめレシピ
アロマトリートマントのおすすめレシピを2つご紹介します。スイートアーモンドオイルをキャリアオイルにして精油をよく混ぜて使います。
【ラベンダー×カモミール】
- スイートアーモンドオイル: 30ml
- ラベンダー精油:2滴
- カモミール精油:1滴
【スイート・オレンジ×カモミール】
- スイートアーモンドオイル:30ml
- オレンジ・スイート精油:2滴
- カモミール精油:1滴
まとめ
今回は、子どもを寝かしつけるときにおすすめのアロマをご紹介しました。香りは情緒を育むこともできるで、アロマは子どもの情操教育にもつながります。そして香りによって癒されるのは、子どもだけではありません。ママも香りで癒されることにより、余裕をもった育児ができるようになりますよ。ぜひお子さんとアロマを試して、実感してみてください。