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「三徳包丁」「牛刀」って何だか分かる?「包丁」の種類と特徴
2016年 3月 9日 20:30
みなさんは、料理をするとき、どんな包丁を使っていますか?今回は、身近な調理道具「包丁」について、形状による違いなどを詳しくお伝えしますね。包丁の種類や特徴を知って、自分に合ったものを買い足してみてはいかがでしょう。包丁の選び方って、難しくてよくわからない、という方もいらっしゃるのでは。用途や食材に合わせた包丁を使えば、料理の味や見た目も、レベルアップしますよ。
和包丁と洋包丁の違いは?
包丁には、大きく分けて和包丁と洋包丁の2種類があります。それぞれの基本的な特徴をご紹介します
和包丁:刃が片刃で厚い、柄は差し込み式、野菜と魚がメイン
洋包丁:刃が両刃で薄い、柄は鋲で止めるか一体型、肉がメイン
また和包丁は、日本刀を原型としているので切れ味がよいのが特徴です。おおまかに、出刃、刺身、薄刃、専門の4種類に分けられ、形もさまざまです。一方、洋包丁は、ヨーロッパ圏で生まれ、切っ先(先端)が鋭く、刃先にカーブがあり、種類が異なっても大体同じ形をしています。
よく家庭で使う包丁1:三徳包丁
三徳(さんとく)包丁は洋包丁の1つで、文化包丁、鎌型包丁とも言われ、日本の家庭で一般的に、よく使われています。洋包丁の牛刀と、和包丁の菜切り包丁の良いところを取り入れた、万能なところが、多く使われている理由ですね。
特徴:刃幅が広い、野菜・肉・魚どれにでも合う
よく家庭で使う包丁2:パン切り包丁
パン切り包丁はブレッドナイフとも言い、その名の通りパンを切るための包丁で、洋包丁の仲間です。刃がのこぎり状なので、軟らかいパンもつぶさずに切ることができます。ホームベーカリーで手作りパンを楽しむ方は、ぜひ1本持っておくといいですね。
特徴:刃渡りが長い、刃がのこぎり状・波型
よく家庭で使う包丁3:ペティナイフ
ペティナイフは、西洋で広く使われている洋包丁の1つ。牛刀を小さくした形で、小回りが効くので使い勝手が良く、手の小さな女性にもおすすめです。とてもオールマイティな包丁ですが、サイズが小さいので、大きい肉のかたまりや、キャベツの千切りなどには、向いていませんね。
特徴:刃渡り9~15cm、野菜・果物・肉・魚どれにでも合う
よく家庭で使う包丁4:その他の包丁
ご紹介した以外にも、いろいろな包丁があります。「出刃(でば)包丁」「柳刃(やなぎば)包丁(刺身包丁)」「菜切り包丁」「牛刀(シェフズナイフ)」「中華包丁」などがあります。それぞれの特徴をご紹介しますね。
出刃(でば)包丁:分厚く頑丈な片刃、切っ先が鋭い、魚がメイン
柳刃(やなぎば)包丁(刺身包丁):刃の幅が細く刃渡りが長い、長さ24~33cm、刺身がメイン
菜切り包丁:基本的に刃の幅が広くて長方形、薄い両刃、刃渡り15cm前後、野菜がメイン
牛刀(シェフズナイフ):細長く切っ先が鋭い、カーブが強い、野菜・肉・魚どれにでも合う
中華包丁:基本的に刃の幅がとても広い長方形で重さを利用して切る、野菜・肉・魚どれにでも合う
まとめ
包丁と言っても、とても多くの種類があることに驚きました。私は、三徳包丁を使っているのですが、最近切れ味が落ちてきたので、買い替えようかと考えています。包丁がよく切れると、気分が上がって、料理も楽しくなりますね。ほぼ毎日使うものですし、長く愛用したいので、自分に合ったものを探していますよ。今は、欧米の人がよく使う、ペティナイフが気になっています。