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旧正月のお祭り「春節」、今年はいつ?日本ではどこで見られるの?
2016年 1月 25日 08:00
日本のお正月は終わりましたが、アジアではこれからお正月を迎える国があります。今回は、日本では「旧正月」、中国では「春節」と呼ばれる、旧暦のお正月について紹介します。最近は日本でも、旧正月に合わせて、福袋が販売されたりイベントが催されています。もう一度やって来るお正月を楽しんでみませんか。
旧正月とは?
旧正月とは旧暦の正月のことです。中国、台湾、韓国、ベトナム、モンゴルのほか、中華系の人が多く住むシンガポール、マレーシアなどでは、数日間の祝日が設定されています。特に中国語圏は旧正月を「春節」として、爆竹や花火でにぎやかにお祝いします。春節の休みを利用して日本に旅行に来る人も多いですね。
太陽暦と太陰暦について
暦には太陽暦(新暦、グレゴリオ暦、日本の現行暦)と太陰暦(旧暦)があります。日本もかつては太陰暦を用いていましたが、明治5年12月2日を最後に、翌日から明治6年1月1日とすることで、太陽暦へ変更しました。太陽暦と太陰暦は1年の長さが違うので、現行暦では、旧暦の元旦の日付は毎年変わります。2016年は2月8日、2017年は1月28日です。
日本では旧正月のお祝いはしないの?
日本では、現行暦の1月1日が祝日で、多くの会社が三が日はお休みとなります。一方、旧正月は祝日となっていないこともあり、お祝いをする地域は少ないようです。日本では、沖縄や奄美の一部の地域でお祝いしています。
日本でも中華街がある地域では「春節」を祝う?
日本の三大中華街といえば、横浜中華街、神戸南京町、長崎新地中華街。これらの地域では、旧正月のお祝い「春節」が盛大に行われます。獅子舞や龍舞が披露され、銅鑼や太鼓、爆竹の音が鳴り響く華やかなお祭りが繰り広げられます。長崎では「長崎ランタンフェスティバル」というお祭りが行われ、中華街だけでなく市内に中国ランタンが飾られます。
まとめ
昔は日本でもお祝いをしていたのに、今では祝うこともなく通り過ぎてしまう旧正月。少し寂しい気もしますね。今年の旧正月には、春節のイベントに足を運んで、2度目のお正月気分を味わってみてはいかがでしょうか。