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ウエストやワンピ、取れたらどうする?裁縫の基礎「カギホックの付け方」
2016年 1月 17日 09:00
スカートやパンツのウエストなどにつけられているカギホック。今回はちょっと面倒なカギホックの付け方を写真付きで解説します。取れたらサッと付けたいですが、力がかかるところに付けるものなので、取れにくく、しっかりと付けられるテクニックを覚えましょう。
カギホックの付け方1
カギホックのパーツは、合わせの上(外側)になる方が鉤(ホック)、下(内側)になる方が輪(アイ)です。ワンピースの後ろファスナーの上についている小さいスプリングホックなど合わせの上下がないものは、表から見て右側に鉤、左側に輪を付けます。付けるときはしつけ糸などで仮止めするとずれにくくなります。
カギホックの付け方2
鉤(ホック)部分をつけます。両サイドの部分から、スナップボタンと同様に、針をホックの穴から出して糸を引き、できた糸の輪に針を通すブランケットステッチで付けます。カギホックをゆるくつけてしまうと、金属の縁と糸がこすれて、糸が擦り切れることがあるので、スナップボタンと同様に適度に引き締めながら付けましょう。
カギホックの付け方3
ホックの大きさにもよりますが、1つの穴につき3~4回以上縫い止めます。穴をぐるりと囲むように付けるとより丈夫になります。最後は玉止めを作り、スナップと同様にホックの下に玉止めを入れて糸を切ります。
カギホックの付け方4
輪の部分をつけます。鉤部分と同様にブランケットステッチで付けます。
スプリングホックの付け方
スプリングホックもカギホックと同様に付けます。写真のように1つの穴に対する針目を増やしてぐるりと縫いつけるとさらに丈夫になります。スプリングホックのカギ部分の内側を1ヵ所糸で留めておくと、ホックが動きにくくなるので留めやすくなりますよ。
まとめ
カギホックは、スカートやパンツのウエストが少しだけ合わないというときに、つけ直して位置をずらすと快適に着られるようになります。糸を何度も渡すのは面倒ですが、糸がきれいに並ぶように付けることで、それぞれの糸にかかる力が均等になり、糸が切れにくくなるので、できるだけ丁寧に付けることがポイントですよ。