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子どもと作ろう!お年玉袋やしめ縄の飾りに!折り紙の「松竹梅」の作り方

お正月や慶事でよく目にする松竹梅。今回は、しめ縄飾りやお年玉袋などに使える折り紙の松竹梅の折り方をご紹介します。シンプルで可愛らしいので、子どもと一緒に作ってみませんか。しめ飾りには7.5×7.5㎝の折り紙で作った松竹梅が、お年玉袋にはその1/4(約3.7×3.7㎝)のサイズがぴったりです。

 

松の作り方1~3

1.折り紙の対角線に2本折り筋が付くように三角形に2回折り、1度折ったところまで戻します。頂点が上になるように置き、左右の両端を上側の頂点へ向けて折り上げます。

2.上側頂点へ向けて折った先端のうち、右側を持ち上げます

3.持ち上げた先端を、写真のように広げてつぶすように折ります。同じく、左側も同様に折り広げます。

 

松の作り方4~5

4.中央の下側に、――線の切り込みを入れます。……線を後ろに折ります。

5.松の完成です。

 

竹の作り方1~3

1.折り紙の対角線に2本折り筋が付くように三角形に2回折り、1度折ったところまで戻します。頂点が下になるように置き、左右の両端を下側の頂点へ向けて折ります。

2.出来上がったパーツの裏表をひっくり返します。

3.中央の折り筋に沿うように、両サイドを中心に向けて折ります。

 

竹の作り方4~6

4.もう一度、裏と表をひっくり返し、矢印の部分を少し左右に開きます。

5.開くと写真のようになります。

6.上の矢印部分を折り込んで平らにしたら、竹の完成です。

 

梅の作り方1~2

1.梅は裏側(今回は白地)を表にして折り進めます。折り紙の対角線に2本折り筋が付くように三角形に2回折り、1度折ったところまで戻します。頂点が上になるように置きます。

2.左端を持ち上げ、広げてつぶすように折ります。ツルと同じ要領です。反対側も同じように折ります。

 

梅の作り方3~4

3.一番上の1枚を、手前下側へ折り返して開きます。梅の色が出てきました。

4.上側で左右に分かれている先端は、……線で手前に折り返して折り筋をつけます。

 

梅の作り方5~6

5.4.で付けた折り筋を利用して、先端を広げてつぶすように折ります。これが梅の花びらになります。反対側も同じように、広げます。

6.広げた先端(矢印)は、3.で手前に折り返した手前1枚の下側へ入れます。3.で手前に折り返した紙は、中心の――線で少し切り込みを入れ、向こう側へ折り込みましょう。

 

梅の作り方7~8

7.花びらの先端は、……線に沿って後ろ側へ折り込みます

8.中心部にマジックでおしべを描き入れて完成です。

 

お年玉袋へ付ける

お年玉袋やポチ袋に、松竹梅をノリで貼り付け、紅白の毛糸を蝶結びすれば完成です。しめ縄へ付けて、しめ飾りを作るアイデアも別記事でご紹介していますで、お子さんと一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

 

子どもと作ろう!100均しめ縄を彩る「折り紙アレンジ」縁起物アイデア集

 

<番外編>松竹梅は日本と中国で意味が違う?

日本の吉祥(きっしょう、きちじょうと読む。おめでたいこと)の象徴である「松竹梅」は、元々、中国で古くから好んで描かれる「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」という名の画題でした。冬でも緑を保つ松と竹、寒中で花を咲かせる梅は、中国では「清廉潔白」と「節操」を表現するとされていましたが、この時点では、現在のような吉祥の意味はなかったそうです。日本では「松竹梅」をランク付けに使うことがありますが、中国では優劣や序列とは関係ないそうです。吉祥の意味があるのが日本だけとは面白いですね。

 

sawaya

だいたいマジメ、ときどき脱力。
芸大卒、好奇心旺盛でハンパなモノ作りが得意です。
しっかりものの長女、マイペースな長男、ヤンチャな次男の育児を楽しんでます。