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軽くて安い!「アルミ製」の鍋やフライパン、特徴と扱い方まとめ

アルミ製の鍋やフライパンと言えば、板前さんが使う雪平鍋、シェフが使うフライパン、炊き出しで使う大きな寸胴鍋など、プロの料理人や業務用に使われるイメージがありますね。でも実は、家庭料理にも向いているんです。今回はアルミ製の鍋やフライパンの特徴と便利な点や、手入れの仕方をご紹介します。

 

家庭料理にも使いやすい!アルミ製の鍋やフライパンの特徴

アルミニウムは熱伝導率が高く、均一に加熱できるのが特徴です。煮立つのが早いので、野菜や麺類を茹でたり、素材の味を活かしてサッと火を通す煮びたしや煮魚などの料理に向いています。また軽いので、パスタをソースにからめるときもアルミのフライパンなら楽にあおれます。アルミは、酸、アルカリ、塩分によって変色、腐食しやすく、これを防ぐために庭用製品の大半は表面に「アルマイト加工」を施してあります。この加工を傷めないように使うのがコツです。また値段が比較的安価なのも家庭ではメリットになりますね。

 

普段の手入れは柔らかいスポンジで

使用後の鍋にぬるま湯を入れて汚れをふやかし、中性洗剤と柔らかいスポンジで洗います。使っているうちに鍋が黒ずんできてしまったら、水と酢やレモンの切れ端などを入れて15分ほど煮立てましょう。化学反応によって黒ずみが取れやすくなるので、冷めてからスポンジでこすって落とします。クレンザーや金属タワシは、表面の被膜「アルマイト加工」を傷つけてしまうので避けて。もしも、ひどくげついてしまったら、しっかりと天日干しをしてカラカラに乾かすと落としやすくなりますよ。

 

変色、腐食防止!やってはいけないこと

アルマイト加工がしてある鍋でも、酢や酸味の強い果物、アルカリ性のこんにゃく、かん水が含まれる麺類、重曹などは、加工が損傷する場合があるので避けましょう。また塩分や水道水に含まれるカルキも腐食の原因に。料理を長時間入れておいたり、使用後濡れたままにすることは、避けましょう。また焦げつきやすいので強火での焼き物、炒め物には向いていません。空焚きも厳禁です。

 

まとめ

アルミニウムの鍋やフライパンは、軽くて取り回しやすく、毎日の料理に手軽に使えます。例えば、手頃な大きさの雪平鍋を一つ持っていれば、野菜の下茹で、ダシ取り、味噌汁や煮物などさまざまに使えます。また安価な商品が多いので、用途に合わせてサイズ違いでそろえるのもいいですね。特徴を理解して正しく取り扱い、家庭でもシェフ気分を味わっちゃいましょう。

 

nontroppo

ライフオーガナイザー。ズボラでも簡単にすっきり暮らすための収納や、生活の仕組み作りを模索中。
料理、お菓子作りのほかに、洋服やインテリア小物なども手作りするのが好きです。
高校生の息子の母です。