暮らし
【整理整頓を始めよう4】整理整頓が得意なドイツ人に教わる収納の意味
2015年 11月 12日 11:00
ウォシュレットや抗菌グッズがそろっていて、海外からも清潔好きと言われる日本人。でも掃除や片付けが得意かというと、そうでもないのかも知れません。今回は、欧米の中でも片付けが人生の一部になっていると言われるドイツ人から見た日本の家と、ドイツ人の収納に関する考え方をお伝えします。
開かない扉のない欧米の暮らし
欧米のお宅に伺うと、「ようこそ我が家へ!」の気持ちを込めて、家中を案内してくれる習慣に驚きます。居間やバスルーム、寝室まで思い切り見せてくれます。みなさんは、全ての部屋にお客様を案内することができますか?扉を閉めたお部屋に物があふれているなんてことはありせんか?確かに、家の大きさや国民性は違いますが、整理整頓では見習うべきことが沢山ありそうです。
ドイツ人が驚く、日本人の整理整頓の実態とは?
あるドイツ人女性が日本の家に来て驚いたのは、「普段使わない物を一生懸命しまおうとしている」姿だったそうです(笑)。さらに、いろいろな物をしまうのにすごく苦労しているのに、よく使う物は外に出しっぱなしになっていることも不思議だったそうです。では日本の家では一体何をしまっているのでしょう?
収納とは使っているものをしまう場所
察しのいい方はもうお分かりですね!ドイツ人の考える収納は、使っているものを機能的にしまうことであって、使っていない物やいつか使うだろうという物をしまうことではないという明確なルールがあります。そんなドイツ人から見た日本の家は、使わない物で収納場所がふさがってしまい、使うもの物が家の中にあふれてゴチャゴチャしているというわけのです。そのドイツ人女性に「ドイツでは使わない物をどうするの?」と聞いたところ、「使わない物は家の中に一切ない。だって使わない物なんだから」という答えが返ってきたそうです(笑)!・・・・・・確かに!
ドイツのことわざ「人生の半分は整理整頓」がもたらすもの
ドイツには「人生の半分は整理整頓」ということわざがあります。ルールに則って前もった準備をできる人が成功するという意味です。さらにことわざには、人生の残りの半分はもっと大切で楽しむためのもの、という意味も含まれています。物だけでなく、タイムマネジメントも含めた人生も整理整頓することで、成功と楽しい人生を手に入れる、という考え方。共感できる部分が多いと思いませんか?ドイツ人と日本人は気質や考え方が似ていると言われています。ドイツ人の素晴らしいところをぜひ真似していきましょう!