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心筋梗塞や脳卒中につながる高血圧を知っておこう!

自覚症状がほとんど無い事が多い高血圧。でも、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症原因になると言われており、放置しておくと、重大な疾患を招く恐れがある怖い病気です。まずは高血圧とは何かを理解して、正しい予防と治療に努めましょう。

高血圧は何が怖いの?

血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態を高血圧と呼びます。血圧が高い状態が続くと血管に負担がかかり、血管の動脈硬化をまねきます。動脈硬化で弾力が無くなった血管壁にはコレステロールがたまりやすく、血液の流れが悪くなります。そのため、心臓に大きな力が必要になって血圧がますます上昇するという悪循環に陥ります。放置すると心筋梗塞や脳卒中につながる恐ろしい高血圧。血圧がどのくらいになると、高血圧なのでしょうか?

高血圧の基準は?

 高血圧の基準は、診察室での測定時は、収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上が続く場合、とされています。家庭での測定時は、収縮期血圧が135mmHg以上、または拡張期血圧が85mmHg以上です。一部報道で、「収縮期血圧が147mmHg以上、または拡張期血圧が94mmHg以上」というものもありましたが、混同しないようにしましょう。いまや、スーパーマーケットなど、いろいろなところに血圧測定器が設置されています。定期的に血圧をチェックして、異常があればすぐに医者に相談する事が重要です。

朝の血圧には特に注意が必要!

 血圧は、1日の中で上がったり下がったりを繰り返します。一般的に睡眠中は血圧は下がっており、朝目を覚ますと交感神経の働きが活発になるため血圧が上昇します。日中の血圧が正常でも、朝の血圧が高血圧という人は「早朝高血圧」と呼ばれ、通常の高血圧と同様に、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まると言われています。朝の血圧を測る習慣も付けて行きたいですね。

まとめ

脳卒中や心筋梗塞を引き起こす高血圧。定期的に血圧を測定する習慣を付けて、予防と適切な対処をしていきたいですね。

Mako

神奈川県在住のMakoです。
7歳の娘と帰りの遅い旦那との3人暮らしです。