10分こそうじ

暮らしやすさ叶える1・3・5のルール「5分だけ掃除」でキレイ続く

年に一度の大掃除より、日々の“小”掃除。整理収納アドバイザーとお掃除スペシャリストの資格を持つ筆者が、1日の終わりに10分でできる掃除や片付けのポイントをお伝えします
家具の下は15cm空いていると掃除がラクに。暮らしやすさを叶える「数字」のルールをご紹介します

「片付けをしてもすぐに元通りになってしまう」「お掃除に時間がかかる」「おしゃれな部屋にしたいのに……」そんな悩みはありませんか? 整理収納アドバイザーとして多くのお宅を訪問する中で、あることに気づきました。それは、「なんとなく」モノを買い「なんとなく」置き場所を決めているお宅が多いということです。

暮らしやすさを叶える秘訣のひとつに、「数字」を意識することがあります。今回は、どなたでも今日から実践できる「1・3・5」のルールをご紹介します。

「1」のルール:アクションは最短、在庫は最小ロットで

アクションの1

使うものは「使う場所の近くに」置くのが鉄則です。例えば掃除機。使う場所から遠い場所にあれば、そこまでの道のりが掃除のハードルになって頻度が落ちてしまいます。リビング近くに収納し、ワンアクション(1秒)で手に取れる環境を作りましょう。

在庫管理の1

日用品のストックは、多ければ多いほど管理が複雑になります。ストック数と場所を決めておくことで、「まだあったっけ?」という買い物での迷いがなくなります。例えば「トイレットペーパーやティッシュのストックは1パックにする」と決めるだけで、記憶に残りやすく、在庫が最小限に収まります。

在庫は最小限にしておくことで管理しやすくなります

「3」のルール:インテリアの黄金比

3色の法則

目に入る色は「3色以内」に抑えるのがおすすめ。インテリアには「70:25:5」の黄金比があります。

ベースカラー(約70%):壁、天井、床など部屋の大部分を占める色
メインカラー(約25%):家具やカーテンなど部屋の印象を決める色
アクセントカラー(約5%):クッションや小物など引き締め役となる色

この比率を意識して色数を絞るだけで、お部屋はスッキリと洗練された印象になります。

「5」のルール:掃除の習慣化と環境づくり

5分のタイマー掃除

「掃除をしよう」と意気込むと腰が重くなってしまいますが、5分だけならどうでしょう? タイマーをかけて、リビングの床にあるモノを元の位置に戻す、あるいは棚を拭くなど。時間が必要に思えるトイレやシンク周りの掃除は、5分で隅々までピカピカにできますよ。

掃除をラクにする15cm

ソファやベッド、収納棚などを床から15cm以上高くする、あるいは脚付きの家具を選ぶだけで、掃除機やハンディモップがスムーズに入りやすくなり、掃除がラクになります。

安全を守る「消費期限」と管理の目安

防災備蓄として日頃からカセットガスなどをストックしている方も多いのではないでしょうか。しかし、備蓄品のなかには使用期限が定められているものもあります。期限を過ぎると品質が劣化するなどして、安全に使えない場合も。定期的に見直すようにしましょう。

カセットガス(製造から7年)

缶底の刻印から7年が経過したものは、腐食によるガス漏れのリスクがあるため、使用を避けることが推奨されています。

消火器(5~10年)

業務用消火器は製造からおおむね10年、住宅用はおおむね5年が一般的な交換の目安とされています。

ヘルメット(約3年)

一般的な自転車用ヘルメット(SGマークやCEマークなどの安全基準適合品)や、防災用のプラスチック製ヘルメットの多くは、メーカーや業界団体が推奨する交換目安を約3年としています。なお、一度でも大きな衝撃を受けた場合やパーツが破損・劣化している場合は、期間にかかわらず速やかに交換してください。

衛生用品・化粧品(未開封時約3年)

多くの化粧品は、適切な保管環境であれば未開封で約3年間品質が維持される設計となっています。

これらはあくまでも一例です。管理の基本は製品のパッケージや説明書、メーカー公式サイトにある「使用上の注意」が常に最優先となります。

数字という明確な基準や、メーカーが示すガイドラインを味方につけることで、モノの管理や空間づくりは驚くほどシンプルになります。ご自身の心地よいルールを組み合わせながら、居心地の良い住まいを作っていきましょう。

丸 マイ

整理収納アドバイザー、クリンネスト(お掃除スペシャリスト)講師。個人宅の整理収納サービス「mawaru暮らし」主宰。片づけ苦手主婦だった自身の経験から、楽に片づく収納提案を行なっている。ほかにも、子供からシニアまで幅広い層へ片づけや掃除の楽しさを伝える講師としても活動中。