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IoT照明でプログラミングを楽しく身近にするキット パナソニック
2026年8月26日 13:04
パナソニック エレクトリックワークスは、プログラミングによって簡単に照明の色や光り方を変えられるIoT照明「ILLUMME(イリューム)」を、9月より学校や教育機関向けに本格販売開始する。価格は照明本体やセンサー、ソフトなど一式で5万円弱の見込み。販売は理科学関連の教材などを扱うケニスが行ない、現時点では個人への販売予定はない。
光を使った表現活動やプログラミング学習を通じて創造力を育むという、手のひらサイズのコンパクトなIoT照明。パソコンとUSB接続してバスパワーで光る。
この製品が開発された意図は、主に将来の理工系分野の人材不足解消を見据えたもの。日本の若者は数学や科学分野で高い学力を持つ一方、理工系分野を将来の進路として身近に感じる機会がまだ少ないことが課題となっている。光とプログラミングによる創造的な体験を経て、これまではプロが担っていた照明の機材を使う表現の場を、より多くの人に提供することを目指す。実際に一部の高専などでも導入されており、学生からの関心も高いという。
ILLUMME本体は、360度に発光するRGB光源とScratchベースのプログラミング機能を備えた55mm径の手のひらサイズのIoT照明。ブロックプログラミングソフトを使って、光の色や動きを自由に制御できる。
光の色や動き、明るさの変化を自由に組み合わせることで、言葉では表現しにくい感情やストーリー、世界観を視覚的に表現できるように設計された。光を単なる照明としてではなく、自己表現やアートのツールとして活用して、創造力や表現力を育むという。
ピンポン球サイズの本体内部にRGB LEDを備え、全方向へ均一に発光する。どの方向から見ても色や演出を楽しむことができ、従来の一方向に光る照明では実現できない立体的な表現が行なえる。赤/緑/青の組み合わせによって多彩な色彩を作り出し、光のグラデーションや色彩の移り変わりを用いた豊かな演出体験を楽しめる。
光は上半分や右半分など部分的に色を変えられるほか、表現方法も、炎のようなゆらめきや、流れ星のような動きなど、複数のパターンを組み合わせられる。
これまで学校や高等専門学校、企業などで活用されており、経済産業省の「STEAMライブラリー」にも掲載された。そのほか、大阪・関西万博関連の子供向けワークショップなどにも活用されている。
Scratchをベースとしたプログラミング環境を採用しており、12個の新たなブロックを開発。専門的なプログラミング知識がなくても、ブロックを組み合わせる直感的な操作で光の色や点灯パターンを制御できる。
プログラミング学習の入門としてのほか、「光を使って何を表現するか」を考えながら作品制作をすることで、論理的思考力と創造力を育めるという。
高校STEAM教育のキーマンである、米子高専 電気電子部門の田中教授は実際にILLUMMEを授業にとりいれており、「学生たち(特に女子生徒)がプログラミングをあんなに楽しそうに取り組んでいるのを今まで見たことがなかったので驚いた」とコメントしている。