10分こそうじ

散らかるおもちゃ スッキリ収納するには

年に一度の大掃除より、日々の“小”掃除。整理収納アドバイザーとお掃除スペシャリストの資格を持つ筆者が、1日の終わりに10分でできる掃除や片付けのポイントをお伝えします
リビングで散らかりっぱなしのおもちゃを片付けやすくする方法をご紹介します

いつの間にか増えていくおもちゃ。こんなお悩みはありませんか?

  • 収納スペースに入りきらない
  • 子供がおもちゃ箱に戻してくれない
  • 片付けても、いつの間にかリビングがおもちゃだらけ

おもちゃをスッキリ片付けたい。そんなお悩みを解決する収納方法をご紹介します。

1軍2軍で分ける

おもちゃが多く、収納スペースに収まりきらない場合は、1軍と2軍に分けてみましょう。

普段遊んでいるおもちゃを1軍、遊んでいないおもちゃを2軍に分け、2軍のおもちゃは押入れや子供部屋のクローゼットの中など、別の場所へ収納。2軍の置き場所は、お子さんにも伝えて安心してもらいます。

あまり遊ばない2軍のおもちゃは押入れに

ただし、入れっぱなしには要注意。定期的に見直し、壊れているもの、卒業したなど年齢に合わないものは、売る・譲る・処分するなどして家の外へ出しましょう。

収納用品と場所を選ぶ

おもちゃの量がおおよそ決まれば、どんな収納用品が必要かわかります。お子さんの年齢に合わせて収納する家具やグッズを選んでいただきたいのですが、特に長く使えるものがおすすめ。小学生以降も使うイメージで選んでおくと、長く使うことができます。

【選ぶポイント】

  • 成長に合わせて形を変えられる
  • 成長しても使えるデザイン
  • 子供が手の届く高さ
  • 出し入れしやすいデザイン
  • おもちゃだけでなく、本、学習用品や教科書などをしまえる

配置する場所は、子供が遊ぶ場所の近く。片付けやすさに繋がります。もしリビングで遊ぶなら、リビングの一角に収納場所を作りましょう。

子供でも出し入れしやすいボックスを備えたIKEAの「TROFAST(トロファスト)」。棚板を入れれば本棚や飾り棚としても使えます。サイズやカラー展開も豊富

さらに使いやすくする工夫

1ボックス1ジャンル

おもちゃは種類ごとに分けて、ひとつのボックスに1種類ずつ入れるのが理想です。出し入れのしやすさと、ボックスがいっぱいになったらおもちゃを見直すタイミングということが一目でわかります。「このボックスに入るだけ」と決めておくとおもちゃが増えすぎるのも防げますね。

ひとつのボックスに1ジャンルのおもちゃ

ブロックなどを分けたいときは仕切りケース

おもちゃのアクセサリーやブロックなど、細々したものを種類別に分けたい時は仕切りケースを使うのがおすすめです。
100均などに様々な種類の仕切りケースが売られています。大きさや高さ、仕切りの数など、入れたいものに合わせて選びましょう。

ブロックなどの細々したものには仕切りケースを活用しましょう

中身が見えないボックスにはラベリング

フタ付きや中身が見えない収納ボックスにはラベリングがおすすめ。どこに何が入っているかひと目でわかりますし、片付ける時も迷わず元の場所に戻せます。

文字はひらがな、カタカナ、漢字など、子供の成長と個性にあったラベルを。まだ文字が読めない小さなお子さんには写真やキャラクターのイラストを貼るのも良いですね。

おもちゃ収納のラベルは、インテリアの一部ではなく、お子さんが戻しやすくするための工夫であることを忘れずに、お子さんファーストで作ってください。

子供がわかりやすいような表記を心がけましょう

おもちゃの収納場所や収納方法を整えると出し入れが簡単に! 自然と片付いたお部屋へと繋がっていきます。片付けにくさを感じているご家庭は、お子さんやご自宅にあったおもちゃ収納を考えてみましょう。

丸 マイ

整理収納アドバイザー、クリンネスト(お掃除スペシャリスト)講師。個人宅の整理収納サービス「mawaru暮らし」主宰。片づけ苦手主婦だった自身の経験から、楽に片づく収納提案を行なっている。ほかにも、子供からシニアまで幅広い層へ片づけや掃除の楽しさを伝える講師としても活動中。