10分こそうじ
子供に家事手伝ってもらうには? 親も子も楽しめる工夫を
2024年7月17日 07:05
夏休みなど長期休みに入る時期は、子供達が家の手伝いをする良い機会です。小学生であれば、自由課題の一つとして家事を研究するのもいいですね。お手伝い表を作成し、チェックしていくことで楽しみながら行なう工夫をしても◎。
家族の一員として積極的に「家の事」に取り組み継続することで、子供達の自信にもつながります。今回はオススメのお手伝いと、手伝ってもらいやすくするポイントをご紹介します。
水遊び感覚でお風呂掃除
小学生のお子さんには、毎日のお風呂洗いがオススメ。多少濡れても気にならない、暑い夏にぴったりのお手伝いで、水遊び感覚で取り組めます。自分でキレイにしたお風呂に入るのは満足感があり、キレイに使いたい気持ちにもなるでしょう。
洗剤による手荒れや、滑って転ぶ危険性もあるので、洗剤を使わず水だけで水垢などの汚れがすっきり取れるバススポンジを使用するといいでしょう。ゴム手袋もバススリッパも必要なし! 洗剤の流し残しの心配もありません。お風呂掃除のハードルがぐっと下がりますね。
カビ取り剤や洗剤を使った掃除は週末に保護者が行なうなどして、親子で分業にするのも共通の話題ができていいですね。
親子一緒に窓拭き
手アカなどで汚れやすい窓を親子で一緒にフキフキ♪ 大人が外側、子供が内側の「内外パターン」や、大人が上側、子供が下側の「上下パターン」で拭くなど、一緒に行なう楽しさも。なお、窓掃除の際は危険がないよう、保護者の見守りの上で行なってください。
窓は反対側から見ると拭き残しがよくわかります。子供が内側、親が外側で一緒に窓拭きし「ここがまだ汚れてるよ」などと指摘しあったりしながらやると、楽しみながらピカピカに仕上げることができます。
床掃除競争で楽しく
素足で室内を歩くことの多いこの季節、フローリングのベタつきや黒ずみがきになりませんか? 普段の掃除方法としては掃除機やフローリングワイパーなどでも十分ですが、フローリングの細かい溝のホコリやゴミ、皮脂汚れや油汚れなどを雑巾掛けでお掃除しましょう。
部屋の端と端からスタートしてどちらが先に真ん中まで拭けるか競争したり、マネしながら乾拭きをしてもらうのも楽しいです。子供にとっても、洗う、絞る、拭くなど生活に必要なことを身につけることができます。
サラダ作りはキッチンでのはじめてのお手伝いにオススメ
サラダ作りは、野菜を冷蔵庫から出してもらったり、洗ったり、ちぎったり、ヘタを取ったり……と、小さな子供にもできることがいっぱい!! 高学年のお子さんには、ホットケーキなどのお菓子作りもオススメです。
卵を割ったり、材料を計る、混ぜる、火加減を見るなどの調理体験は、時間に余裕のあるおやつのタイミングにすることで、親子共にストレスを感じることなく進められます。
踏み台が必要なお子さんには、あまり高すぎず、安定感のあるしっかりしたものを選びましょう。意外と場所をとって邪魔になることも多いので、折りたたんで立て掛けておけるものを選ぶと便利。耐荷重のチェックも重要なポイントです。
ゴミ出しを子供に頼むのはアリ?
平日は通学や習い事など何かと忙しい小学生。夏休みの間はぜひ、子供にゴミ出しを経験してもらいましょう。慣れるまでは、親子で一緒にゴミを出し、出し方や出す場所などを最初にしっかり教えます。ゴミ収集日や分別の仕方など、ルールを守る大切さを学ぶことができ、曜日感覚を身につけるのにも役立ちます。
ゴミ出しの経験は、飲み終わったペットボトルのラベルを外したり、飲み終わった空き缶を潰したり、「コレはプラゴミかな?」「コレは資源ゴミ?不燃ゴミ?」などと分別の意識も付きます。
家事をすると、手が汚れたり、臭かったり、上手くいかないこともあります。こういった家事を行なうことで、日々の快適な生活が保たれていることを体験していただけたらと思います。
そして、大切なことは、保護者が完璧を求めず、感謝や喜びを伝えること。ママやパパの笑顔と感謝の気持ちを伝えながら、リストにご褒美シールを貼るなど、工夫をすれば「こんなに喜んでくれるなら、明日も頑張るぞ!」とポジティブな気持ちを持ってくれるようになります。今年の夏休みは、ぜひお子さんと一緒に家事に取り組んでみてください。