老師オグチの家電カンフー

ライターの標準装備? 夏なので、カバンの中身を公開します

カンフーには広く「訓練を積み重ねる」といった意味があります。「老師オグチの家電カンフー」は、ライターの小口覺が家電をネタに、角度を変えてさらに突き詰めて考えてみるコーナーです
カバンの中身を大公開。上着を着ないシーズンはチャムスのショルダーポーチを愛用しています。コロナ以降再開した台湾旅行もリュック+ショルダーポーチスタイルで

とくに面白いネタもないんで、自分のカバンの中身でも紹介します。Webや雑誌の記事でよく見かけるやつです。他人の装備が気になるもんなんですかね。30年強のライター生活で行き着いたのが、こちらの装備です。気になる人は読んでみてください。

カバン(リュック)

MAMMUT「Seon Transporter 25」

もう30年ぐらいリュック派です。この「Seon Transporter 25」は日帰りから1~2泊の出張・旅行用として今年購入。海外だとスーツケースも持っていきますが、薄手の着替えなどもたっぷり入るので、国内移動はこれ1つで十分に賄えます。

ショルダーポーチ

チャムスのショルダーポーチ

上着を着ないシーズンに使用するチャムスのショルダーポーチ。リュックを背負ったまま財布やスマホにアクセスしやすいのが最大のメリット。海外だとスリ対策にもなります。

PC・スマホ

Apple「MacBook Air」と「iPhone 15」

はい、普通のリンゴ組セットです。重量以外は何の不満もないMacBook Air。最近はどんなリュックにもPC専用スペースがあるので、PCケースは使用していません。iPhone 15購入の経緯は過去のコラムを参照ください。

関連記事:急激な円安にビビったiPhone 15購入は正しかったのか?

周辺機器

ACアダプター(MOTTERU)、モバイルバッテリー(MOTTERU)、USBケーブル(USB C-C、A-C、A-microUSB)、変換コネクター類、USBメモリー、外付けSSDストレージ

1年前から消えたものはiPhone用のLightningケーブル。スマホのバッテリーも持つようになり、日常の移動経路には充電できるスポットも多いので、モバイルバッテリーは10,000mAhのものから5,000mAhの小型軽量タイプにシフトしています。

あとは、外部ディスプレイやプロジェクターに映像を出すための変換コネクター、MacBook AirにUSBメモリーなどのType-Aデバイスをつなげるための変換コネクターや、SDカードリーダー。USBメモリーや外付けSSDストレージはネット環境なき場合のデータ受け渡し用に(使う機会は少ないですが)。これらをごそっと岩下の新生姜ポーチに収納しています。

ヘッドホン

Jabra「ELITE 10」

外出時は携帯性重視で完全分離タイプ。仕事中の作業用BGMや移動中のYouTube視聴、飛行機の騒音を軽減するノイキャンイヤホンとして使っています。でも最近の飛行機(特にB787とか)の機内はうるさくないですね。30年以上前は死ぬほどうるさかったけど、ノイキャンヘッドホンなるものは一般に普及していませんでした。

日傘

モンベル「トラベル サンブロックアンブレラ」

今年日傘男子デビューしました。晴雨兼用なので、急な雨が降ったときにも使えます。これをカバンに常時入れるようになってから、コンビニで傘を買うことがなくなりました。

関連記事:男の日傘は暑くなる前に買っておけ!

暑さ対策グッズ

ハンディファン(シロカ)、ネッククーラー(サンコー)、汗拭きシート

この夏に使用した暑さ対策グッズ。気温36℃を超えると、ハンディファンは意味がなくなりますが、シャツに染みこんだ背中やワキの汗を乾かすのにも便利です。ネッククーラーは酷暑でも効果ありますが、内蔵バッテリーでの駆動時間が短め(1時間ちょい)なのがネック。

38℃と危険な暑さの中の日傘男子(オッサン)

超軽量ジャケット

モンベルの超軽量ジャケット

モンベルの超軽量ジャケットです(購入時期は不明。多分10年以上前)。夏場はエアコンの効きが良すぎて寒くなることが多いので、急に寒くなったときなどのために、1年中カバンの中に入れています。

サイフ・小銭入れ・ペンケース・名刺入れ

サイフ・小銭入れ・ペンケース・名刺入れ

クレカや身分証明書、レシート入れと化したサイフ。日常生活では99%キャッシュレスなので、小銭入れは持ち歩かないことが多いです(コインしか使えなくて困るのは、銭湯の下駄箱ぐらいですかねー)。

外出時にほとんど使わなくなったアナログの筆記具ですが、たまに必要となるシーンが発生します。読書時に使う付箋もペンケースの中に。名刺入れも日本ではしぶとく残るアナログアイテム。名刺交換という文化自体は嫌いじゃないです。その人の個性が出るし、欧米人の握手みたいなもんですね。すべて年季が入ってます。

その他取材グッズなど

デジカメ(ソニー「α6400」)、ICレコーダー(ソースネクスト「AutoMemo」)、紙の書類

これらは、出張の内容に応じて。デジカメはフルサイズ一眼から軽量化したけど、あまり持ち運ばなくなりましたねー。紙の束はたぶん10月に出る共著のゲラ。実際の作業はPDFでやるんですけどね。

てな感じです。あとは、都度都度読むべき本とか、写真に撮るまでもないような、常備薬、ティッシュ、予備マスク、眼鏡拭きなどが入っています。なんかフツーといえばフツーですね。飛び道具的な装備はないです。

基本的にはパソコンとスマホ(とサイフ)があれば、どこでも仕事ができる時代ですからね。新しく加わったのは、酷暑対策グッズなど、人間の肉体をフォローするアイテムです。生身の肉体がもっとも使用期間の長いガジェットであり、経年による劣化もあるのに、それがカバンを持ち運んでいるわけです。そりゃ疲れますわ。残暑お見舞い申し上げます。

小口 覺

ライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。新著「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)<Amazon.co.jp>