老師オグチの家電カンフー
マンションポエムっぽいフレーズを家電に付けてみた
2019年6月5日 00:15
カンフーには広く「訓練を積み重ねる」といった意味があります。「老師オグチの家電カンフー」は、ライターの小口覺が家電をネタに、角度を変えてさらに突き詰めて考えてみるコーナーです
衝動が抑えられなかった。
まるで犯罪者の供述ですが、寝起きに「マンションポエムを家電に適用したらどうなるんだろう」という
考えが浮かび、ずっと作業に没頭してしまいました。
マンションポエム、ご存じですか? 主に分譲マンションに広告に見られる「静謐の○○(地名)に住まう」「名邸の高みへ」みたいな、やたら仰々しいコピーです。どんな意識高い系が書いてんだよと思いますが、マンションって製品そのものの機能には大きな差がなく、立地や周囲の環境で買うものなので、ああいった表現が好まれるのでしょう。
家電の場合、まだ機能や性能が売りになるカテゴリーではありますが、ポエム表現だとどう見えるかの実験です。ま、他にいいネタも思いつかなかったし。写真素材は「ぱくたそ」さんからご提供いただきました。
以上、いずれも本職のコピーライターに殴りかかられそうなレベルですが、家電製品とポエムの相性はあまり良くないことが実感できました。しかしカテゴリーによって、たとえば空気清浄機やエアコンといった環境を改善する空調家電では「あり」かもしれません。
空気清浄機はインテリアにマッチするデザインが重視された製品が多いですし、エアコンも「霧ヶ峰」(三菱電機)や、かつての「楽園」(ナショナル)など、マンション広告のように土地のイメージや幸福感をイメージさせる名前が付けられています。
ポエムはともかく、今住んでるマンションが狭すぎるので引っ越したいです。