e-bike日々徒然

トヨタのランクルオーナー向け特定原付が発売されたら欲しいかも

トヨタの特定小型原動機付自転車「LAND HOPPER」(コンセプトモデル)

11月9日に閉幕した「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー/モビショー)」。クルマ以外にも次世代の多様な電動モビリティも数多く展示されており、現地に行かれた方は楽しまれたのではないでしょうか。

ヤマハのコンセプトモデルe-bike、ホンダの欧州発売予定のe-MTBなどにもワクワクしましたが、特定小型原動機付自転車(以下、特定原付)で登場したら欲しいなと感じたモデルがトヨタの「LAND HOPPER(ランドホッパー)」。2年前にも展示されていましたが、実売に向けてよりブラッシュアップされていました。

電動キックボードをはじめ、さまざまな特定原付が登場しています。各社のコンセプトがあるとはいえ、個人的には似たようなデザインのモデルが多いという印象です。

しかし、ジャパンモビリティショーで展示されていたランドホッパーは、他社にはないインパクトがありました。会場で話を聞いてみると「ランドクルーザー」オーナーをメインターゲットにしているとのこと。

現状のランドクルーザーのラインナップすべてに積み込めるように設計されていて、ランドクルーザーでは入って行けない、その先のオフロードを楽しむための電動モビリティ。これまでの特定原付とは異なり、ターゲットを明確に絞って、遊びや楽しさを重視している点が新鮮です。もちろん、実売されることになった際にマーケットの需要があれば、ランドクルーザーのオーナー以外にも展開したいと語っていました。

折りたたんだ状態
リアホイールにモーターを内蔵
トップチューブにバッテリーを内蔵。1充電あたり40~50㎞ほどオフロードを走れる想定
走行安定性を高めるために前輪は2輪に。オフロードを意識した太めのブロックタイヤ
ハンドルバーの折りたたみ機構
折りたたみ時に掴むフック
テールランプとウィンカー
ハンドル周り
ステップ

特定原付は免許返納後の足としての活用も期待されていますが、このランドホッパーはオフロード、走行安定性を重視して前輪2輪の3輪という点も活躍の場は広がる気がしてなりせん。デザイン含めて個人的にも非常に気になるモデルです。気になる価格は未定ですが、e-bikeも含めて現状で流通している価格を目指しているとのこと。

清水英行