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毛足の長いカーペットにも対応、静音性を高めたロボット掃除機「ネイト Botvac Dシリーズ」
(2015/10/23 11:07)
ネイト ロボティクスは全自動ロボット掃除機「ネイト Botvac(ボットバック)Dシリーズ」の3製品を、10月23日から順次発売する。まずは家電量販店モデルの「Botvac D8500」を、その後、廉価版の「Botvac D7500」、通販モデルの「Botvac D8000」を発売。販売予定価格は順に79,800円、75,800円、78,800円(税抜)。
米国カリフォルニア州シリコンバレーに本社を置く、米国第2位のロボット掃除機メーカー、ネイト ロボティクス社の新モデル。ネイトBotvacは、レーザーセンサー技術「SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)」を活用した人工知能など最先端のロボット技術を駆使し、室内の形状や家具のレイアウトをミリより細かい単にまで正確に測定。
部屋の壁際約1cmのところに沿って移動し、規則正しく掃除を行なうのが特徴。自分で発光するレーザーレンジファインダーを搭載して、壁から跳ね返ったものを見ていくため、部屋の明るさや環境に左右されずに測定できる。
また、1つの部屋の掃除が完了すると隣の部屋を自動で認識して掃除を行なうマルチクリーニング機能を搭載。掃除の途中で充電が切れても、自動で充電台に戻り、充電後に掃除途中だった場所に戻って再開する機能も備えている。
新モデルのDシリーズでは本体のデザインを刷新。従来の白を基調とした北欧風のカラーデザインから、ブルーをアクセントにしたスタイリッシュなカラーを採用している。
新型ブラシガードとらせん状のブラシでより静かに、お手入れもしやすく
「ネイトBotvac Dシリーズ」では、新型のブラシガードを搭載し、毛足の長いカーペットやラグでの走行性能が向上したほか、らせん状に形状を変更したスパイラルブレードブラシの採用でよりゴミをかき出しやすくなり、静音性も高めている。
また、フローリング、畳およびペットの毛が多いところの掃除に適したメインブラシにも新型の2重らせんコンボブラシを採用。ブラシのエッジ部のデザインを改良したことで、ブラシの端への髪の毛の巻き込みを防止し、メンテナンスがしやすくなっている。
静音性アップのために、モーター部にはらせん形状のギアで駆動させる「ヘリカルギア」を採用。フィルター部のゴミをかき出したり、ブラシに絡んだ毛をカットするのに便利なクリーニングツールも新たに付属するなど、これまでの利用者の声を反映させ、お手入れのしやすさや静音性を向上させているのがDシリーズの大きな改良点といえる。
従来モデル同様、本体前方に276mmのワイドブラシを配置した同社独自のDシェイプデザインの採用。丸型では取りにくい部屋の隅のゴミも部屋のコーナーにぴたりとついて吸い取れるのが強みだ。本体後方は丸いフォルムのため、曲がる際にもぶつからずにスムーズに方向転換できる。
本体サイズは321×335×10mm(幅×奥行き×高さ)で約4.1kg。集じん容積は0.7L、充電式ニッケル水素電池(電池寿命は約400回)の採用で充電時間は120~180分。自動充電3回での稼働時間は最大270分。
認知度アップと販売チャネルの確立が目標
2015年10月からネイト ロボティクスの日本法人の代表取締役社長に就任した竹田芳浩氏は「ネイト ロボティクスはベンチャー企業だが、根っこのしっかりした会社。米国では2位のシェアを誇り、その数字はすでに20%に達している。また北欧での人気も高く、フィンランドではシェア25%、スウェーデンでは第1位となっている。新モデルの発売を機に日本での認知度アップに努めたい」としている。
また「米国ではホテルの清掃の際にバイトを雇うよりもネイトのロボット掃除機を使うほうが安いという声も聞かれる。今後は家電量販、オンライン系に加え、BtoBのマーケットも拡大していきたい」とコメントした。