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パナソニック、洗剤の酵素を活性化して食器を除菌する「プチ食洗」

~洗浄時間を30分短縮するコースを追加

 パナソニックは、洗剤の酵素を活性化させ汚れを落とす機能を追加した食器洗い乾燥機「プチ食洗 NP-TCR2」を、10月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は63,000円前後。

プチ食洗 NP-TCR2-W ホワイト
NP-TCR2-CKは、アラサー世代向けの家電シリーズ「NIGHT COLOR(ナイトカラー)シリーズ」の1つとして販売される。本体カラーはコモンブラック

 設置面積が水切りカゴと同じ47×30cm(幅×奥行き)というコンパクト設計が特徴の食器洗い乾燥機「プチ食洗」シリーズの新モデル。新たな洗浄システムとして、洗剤の酵素を活性化する「バイオパワー除菌」機能を追加した点が特徴となる。

 バイオパワー除菌は、食器洗い乾燥機用洗剤の酵素を活性化するために、洗い行程の前に、約50℃の温水で高濃度の洗浄液を作り、食器にまんべんなく噴射するというもの。活性化した洗剤の酵素や漂白成分が汚れを溶かすことで、ごはんの頑固なこびりつきや固着した油、茶渋などがきれいに洗い流せるという。また、除菌効果もあるという。

 バイオパワー除菌の運転時間は8分間で、洗剤の濃度は洗い行程時よりも約1.26倍濃い。

設置面積は47×30cm(幅×奥行き)で、水切りカゴとほぼ同サイズのスペースに設置できる
バイオパワー除菌は、運転スタート直後の8分間行なわれる。洗剤の酵素を活性化させた高濃度洗浄液を吹きかけてプレケアすることで、食器にこびついた汚れも取れ、除菌できるという

 運転モードでは、ユーザーから洗浄に要する時間が長いという声が多くあったことから、短時間で洗浄できるコース「スピーディコース」を新たに搭載した。標準コースの洗浄時間は約69分だが、スピーディコースでは洗い行程を22分から8分、すすぎ行程を39分から23分に短縮することで、合計で30分の短縮となる約39分とした。すすぎ後の乾燥運転の有無は選択できる。なお、スピーディーコースにもバイオパワー除菌が組み込まれており、時間は標準コースと同じ8分間となっている。

 このほか、センサーを用いることで洗い行程から乾燥行程までのムダを省く「エコナビ」機能も備えている。

標準コースよりも30分短い「スピーディーコース」を新たに搭載した

 本体サイズは470×300×460mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約12kg。庫内容量は約24Lで、投入できる食器点数は18点。使用水量は約9L。最大消費電力は665/685W(50/60Hz)。運転音は約40/42dB(同)、本体カラーはホワイト、コモンブラック。

「NP-TCM2」は、バイオパワー除菌機能などが省かれた下位モデルとなる

 下位モデルとして、バイオパワー除菌機能とエコナビを省いた「NP-TCM2」も、同時に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は48,000円前後。スピーディーコースは搭載されている。

正藤 慶一