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シャープ、調理時間が最大40%短縮した10年目のヘルシオ
~シニア向けやシングル向けなど、ライフスタイルに合わせて4シリーズをラインナップ
(2013/7/11 15:22)
10年目のヘルシオは、ライフスタイルに合わせて4シリーズをラインナップ
シャープは、調理時間が最大40%短くなった「ウォーターオーブン ヘルシオ AX-SP1」を8月23日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は16万円前後。
100℃以上の過熱水蒸気を使った独自の健康調理により、食材の脱油、脱塩、ビタミンC保存などができるヘルシオの新製品。ヘルシオは、2004年の初代発売以来、10年が経過しており、今回のモデルが10代目となる。ファミリー向け・プレミアムタイプの「AX-SP1」のほか、カラー液晶を省略したスタンダードタイプの「AX-GA1」、シニア向けの「AX-SA1」、コンパクトタイプの「AX-CA1」など、ライフスタイルに合わせて4シリーズをラインナップする。価格は全てオープンプライスで、店頭予想価格は順に16万円前後、11万縁前後、10万円前後、6万円前後。
エンジンで調理時間短縮、ココロエンジンで音声アシスト
「AX-SP1」は、4.3型のカラー液晶タッチパネルを採用した庫内容量30Lのハイエンドモデル。新製品では、ヘルシオの健康調理のキモとなるエンジン部分を強化したほか、シャープのロボット家電「ココロボ」に搭載している「ココロエンジン」を採用し、料理をアシストするような音声ガイドをする点が特徴。
エンジン部では、出力を従来の1,150Wから1,350Wに強化し、過熱水蒸気のダクト体積を従来より約28%減、さらに上段に蒸気を集中させるスイングダイパーを採用したことで、調理時間は従来機種に比べて最大40%まで短くなったという。
新モデルでは、この機能を活かして約10分で「焼きメニュー」「蒸しメニュー」ができる「カンタン10分メニュー」を搭載。2品同時調理にも対応する。
ココロエンジンは、音声ガイドで料理をアシストする。調理終了後にはメロディーとともに「できていますよ。お料理を取り出してくださいね」、掃除後には「お手入れしてくれてありがとうございます」などの音声が流れ、従来の画一的な音声ガイドに比べ、ユーザーに「寄り添うようなアシスト」を行なうという。
ヘルシオでは、過熱水蒸気を用いた独自の健康調理は、一般的な調理法に比べ、脱油・減塩・ビタミンC保存などの効果があることを第三者機関による検査で実証してきたが、今回はそれに加えて、老化を促進するといわれている成分「AGE」を抑制する効果、疲労回復・コレステロール上昇を抑えるのに効果的な「タウリン」をキープできる効果を実証したという。
従来機種からは、専用の「ヘルシオレシピ」サイトを使ったスマートフォン連携機能を引き続き搭載。ヘルシオレシピサイトに掲載されたレシピを外出先で確認したり、ダウンロードしたメニューを赤外線通信により、ヘルシオ本体に登録することもできる。
また、携帯電話やスマートフォンで撮影した料理の写真をヘルシオ本体に赤外線通信で送信、加熱条件やメニュータイトルと一緒に登録できる「マイヘルシオ」機能も従来機より継承している。ヘルシオレシピのダウンロード機能とマイヘルシオ機能はいずれも、赤外線通信機能を搭載している端末のみ対応する。
AX-SP1の本体サイズは525×435×420mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約25kg。消費電力はレンジ調理で1,460W、オーブン/グリル調理で1,410W。オーブン温度調節範囲は100~250℃で、30℃/35℃/40℃/45℃の発酵温度も備える。本体カラーはレッド系とホワイト系。
シニア向けモデルを新たに追加
シニア向けの「AX-SA1」は、今回より新たにラインナップに加わったモデル。日本の全人口の32%を占める60歳以上の人が使いやすいように、工夫を凝らしたモデルで、4.3インチのカラータッチ液晶や、ココロエンジンを搭載する。
また、搭載メニューは、黒豆や煮魚、茶碗蒸しなどシニアでも食べやすい「ふっくら柔らかおかず」や、赤飯や和菓子などを備える。庫内容量は26Lで、一段調理にのみ対応する。本体カラーはレッド系、ホワイト系に加え、ブラウン系も採用する。