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環境省、今年の花粉は関東や北陸で多めと発表

~東北から九州の広い範囲で対策が必要

 環境省は25日、スギ・ヒノキ花粉の飛散予測を公開した。

 今年の春は、昨年に比べて全国的に花粉の飛散が多くなるとしており、北海道及び中国地方の一部を除き、例年並みか例年よりも多くなると予測されている。とくに、関東や北陸の一部ではかなり飛散が多いとしている。

 また、例年や前年との比較で少なめとされている地方でも、東北から九州にかけての90%前後の測定地点で、花粉症に対し十分な注意が必要な2,000個/平方cmを超えるとしており、早めの予防対策等が必要という。

 飛散のピーク時期は、九州/中国/四国/東海/関東南部等で3月上旬から中旬、関東北部等で3月中旬、近畿/北方等では3月下旬から4月上旬、東北では4月上旬から中旬にとしている。今年は、全国的にピーク期間が長く、最も花粉飛散量が多くなる期間も前シーズンに比べ早まるという。

 環境省では2月中旬頃に、最新の気象予報を踏まえて補正した情報を公開するとしている。

都道府県別花粉総飛散量予測
スギ花粉飛散開始時期予想

伊達 浩二