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来年の花粉、日本海側と関東甲信は非常に少ない見込み

 日本気象協会は、2014年春の花粉について飛散予測を発表した。スギ、ヒノキ、シラカバ(北海道)の飛散予測を中心にしている。

 飛散開始時期は、例年並みかやや遅く、2月上旬からとしている。当初は、九州や東海から花粉シーズンが始まる見込み。予測より早く飛ぶ場合もあるので、1月下旬から警戒が必要としている。

2月上旬から花粉の飛散が始まる

 花粉の量については、昨年の飛散量が多かったことから、今年は少ない傾向にあるとしている。九州から東北地方にかけては前年より少なく、特に本州の日本海側と関東甲信地方は少ないと見込んでいる。関東を中心に、昨年の50%以下である「非常に少ない」と予想している地域も多い。北海道は昨年の飛散量が少なかったため、前年よりは多くなる見込み。

昨年と比べた花粉量。少ない地域が多い

 2004年から2013年の平均値である例年比で見ても、東日本を中心に、例年の50%~90%程度に留まる地域が多い。一方、北海道と、日本海側を除く西日本は、例年の110%~150%の「やや多い」とされる地域が多い。

例年と比べた花粉量。東日本は少なめ、北海道と西日本は多め

伊達 浩二