シャープ、障害物との距離や段差を測るロボット掃除機用センサー

測距センサ

 シャープは、測定精度を改善したロボット掃除機用のセンサー「測距センサ」を開発。11月30日より量産を開始する。サンプル価格は600円。

 周囲の障害物までの距離や床の段差の測定精度を測る、ロボット掃除機用センサー。測定精度を高めるため、受光部にCMOSイメージセンサーを採用した点が特徴。従来のフォトダイオードに比べ、反射光の位置を検出する精度が高まり、距離の測定精度が従来機比6割向上したという。

 また、本体サイズは18.9×8.0×5.2mm(幅×奥行き×高さ)で、同社の従来モデル「GP2Y0A60SZ0F」に比べて約40%小さい“業界最小”サイズになったという。

 出力タイプは、簡単に制御回路に接続できるI2Cインターフェースを搭載したデジタルタイプ「GP2Y0E02B」のほか、幅広い製品設計に対応できるよう、アナログタイプの「GP2Y0E02A」も用意する。

 測定範囲は4~50cm。測距精度は距離50cmにおいて±10%。動作温度はマイナス10~60℃。






(小林 樹)

2012年9月12日 13:12