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シャープ、青汁を作りやすいスロージューサー「ヘルシオグリーンプレッソ」

 シャープは、水を加えない100%の手作り青汁が手軽にできるスロージューサー「ヘルシオグリーンプレッソ EJ-GP1」を6月8日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後(税抜)。

ヘルシオグリーンプレッソ「EJ-GP1」

 葉物に適した絞り方を採用し、葉物野菜を手軽に絞れるスロージューサー。同社によれば、ミキサーや高速ジューサーはもちろん、従来のスロージューサーでも、水分量が少なく繊維の多い葉物野菜をジュースにするのは難しかったという。ヘルシオグリーンプレッソでは、搾りかすの出口を従来機比で約2.2倍の大きさにし、葉物野菜を細かく刻まなくても投入可能にした。

 本体サイズは127×195×460mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約4.8kg。定格消費電力は100W。回転数は32回転/分。運転音は約57dB。本体カラーは、グリーンとレッドの2色。

「ヘルシオグリーンプレッソ EJ-GP1」と従来機「EJ-CF10A」の動作比較。従来機では、投入前に葉物を細かく刻んでおく必要があったのに対し、ヘルシオグリーンプレッソでは、そのまま投入できる
搾りかす出口のパッキンの圧力が変えられる。葉物野菜を絞る場合は、圧力を低くすることで、繊維かすの詰まりを軽減する
「葉物/フローズン」または「果物/野菜」を選択するダイヤルを回す。回すとパッキンの圧力が、絞る素材に最適化される
パッキン部分を取り外したところ。手前のゴム地のパッキンの圧力、固さを変わることで、スムーズに絞れるようにする

 実際にヘルシオグリーンプレッソで作った青汁と、ミキサーで作った青汁を飲んでみた。いずれも小松菜をベースにしたものだが、グリーンプレッソで作ったものはやはり舌触りもなめらかで、飲みやすい。りんごを混ぜた青汁は甘みと酸味がほどよく合わさって、より飲みやすくなった。

ヘルシオグリーンプレッソとミキサーで作った、小松菜をベースにした青汁を飲み比べる。グリーンプレッソで作ったものは、舌触りやのどごしがやわらかく、飲みやすい
小松菜の絞りかすに、オリーブオイルとにんにく、塩を混ぜ合わせたグリーンソース。ソース自体がとても美味しかった

タンク内の絞りかすを簡単に水で洗い流せる「予備洗浄」

 本体内部に付着した絞りかすを水で洗い流せる「予備洗浄」機能を搭載。予備洗浄後であれば、従来のように、搾りかすがスクリューにこびりつくことなく、簡単に洗い流せるという。また、複数種類のジュースを作る際にも重宝する。

タンクを外すことなく、絞りかすの排出口のパッキンが外せる設計に
これによ、水を流して「予備洗浄」すれば、本体内をキレイにできる。また台所のシンクで洗う際に、かすが散らばらず、簡単に洗浄できるという

安全な食材を使った絞りたての青汁で、食生活を改善

 同社の企画担当によれば、日本人の食の課題は、1日あたりの野菜摂取量が足りていないことだという。それを補うために市販の野菜ジュースが飲まれることが多い。だが、市販の野菜ジュースは、糖分が含まれているという。そこで近年注目されているのが、青汁。一般的には粉状になったものを水で溶かして摂取している。

 この青汁を、安全な素材を使った絞りたての青汁が飲みたい、という需要を掘り起こすために企画されたのが、「ヘルシオグリーンプレッソ」だという。従来のミキサーや高速ジューサーでは、作るのが難しかったり、面倒であったりした。そうした点を改良し、 “青汁を作りやすいスロージューサー”を目指したという。

従来機に低騒音化モーターを搭載したモデルも同時発売

 ヘルシオグリーンプレッソと同じ低騒音化モーターを搭載した、ヘルシオジュースプレッソ「EJ-CP1」も同時発売される。運転音は約57dBまで低減した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40,000円前後(税抜)。

手前の2機が「ヘルシオジュースプレッソ EJ-CP1」

 グリーンプレッソとの違いは、従来機と同様に、葉物野菜を投入前に細かく刻む必要がある点。また「予備洗浄」もできない。

 本体サイズは150×177×425mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約4.7kg。回転数は32回転/分で、定格消費電力は100W。本体カラーは、ホワイトとオレンジの2色。

河原塚 英信