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日立、サンマ100尾を焼いても汚れない「ラク旨グリル」採用のIHクッキングヒーター

3口IHクッキングヒーター「火加減マイスター K300T」

 日立アプライアンスは、3口IHクッキングヒーターの新モデル「火加減マイスター」の記者向けの実演会を開催した。

 鉄やステンレスだけでなく、アルミや銅鍋なども加熱できるオールメタル対応のIHクッキングヒーター。左右2つのヒーターがオールメタル対応の「K300T」、右のヒーターのみオールメタル対応の「K200T」、鉄・ステンレス対応の「K100T」をラインナップする。本体価格は334,000円〜429,000円(税抜)。2015年12月21日に発売した。

 グリル部で、パエリアやローストビーフ、プリンなど多彩な調理が簡単にできる専用皿「ラク旨グリル(波皿)」と「ラク旨オーブン(平皿)」が付属する点が特徴。

 同社の調査によると、グリル部を毎日使用するユーザーは約30%で、魚焼きなどのグリル調理、鶏肉や野菜のオーブン調理などで多く使われているという。こうした背景から、IHクッキングヒーターはグリル部がポイントとし、多彩なメニューを提案する。

グリル部で使える専用皿「ラク旨グリル(波皿)」と「ラク旨オーブン(平皿)」
グリル部を毎日使用するユーザーは約30%いるという

さんま100尾を焼いても庫内はキレイなまま

 いずれの専用皿も深さがあり、調理中の油の飛び跳ねをガードする。さんま100尾を焼いた後でも庫内には油が付着せず、庫内の手入れの必要はなく、専用皿のみ水洗いすれば十分だという。「ラク旨グリル/オーブン」は、それぞれ重さが約530g/約670gと軽量で水洗いする際の負担も少ない。熱しやすく冷めにくい素材で、調理後もすぐに触ることができる。

 使用しないときは、2つの専用皿および専用フタをすべてグリル部に収納可能。まとめて片付けられるため、置き場所に困らない。

サンマを焼いた後のグリル皿。油が落ちている
庫内はキレイなまま。グリル皿が深いため、油が飛び跳ねない
キッチンペーパーで拭いても汚れが付かない
専用皿は軽く持てる。すぐに冷めるため、調理後も触りやすい
2つの専用皿はまとめて収納できる
収納場所に困らない

専用皿でグリルやオーブン調理が手軽に楽しめる

日立アプライアンス 商品計画本部 環境ビジネス機器商品企画部 中島 浩明氏

 日立アプライアンス 商品計画本部 環境ビジネス機器商品企画部 中島 浩明氏は、豊富なメニューの搭載について次のように語った。

 「これまでは専用皿『ラク旨グリル』で、魚焼きやノンフライ調理ができるグリルメニューに注力していましたが、新モデルでは『ラク旨オーブン』も追加し、パエリアやスイーツなどじっくり火を通すオーブンメニューも調理しやすくしました。こんなものまで作れるの? と驚いていただけるようなメニューを用意しています」

 付属のレシピブックに掲載されているメニューは約250種類。焼き魚やハンバーグ、ローストビーフなど、グリル調理、オーブン調理に適した自動メニューを用意する。このほか、オーブン調理では80℃〜280℃まで13段階で温度設定が可能。手動で設定して、好みの調理も楽しめる。

グリル調理、オーブン調理に適した自動メニューを用意
焼き魚からパエリアまで対応する

 「火加減マイスター」のグリル部は、上下にシーズヒーターを搭載。炭火のような熱源で、食材を美味しく焼き上げるという。

 「ラク旨グリル」を使用するグリル調理は、直火とプレート加熱で食材をすばやく焼き上げ、外はパリッと中はジューシーな仕上がりにする。焼き魚やロールキャベツ、ノンフライ調理などに適している。

 「ラク旨オーブン」を使用するオーブン調理は、庫内を設定温度にキープして加熱し、食材の中までじっくりと火を通す。パエリアやローストビーフ、プリン、フレンチトーストなどのスイーツ類にも向いている。

グリルとオーブン調理ではそれぞれ加熱の仕方が異なる
グリル調理で焼いたサンマ。しっかり焦げ目がついていて、余分な油が落ちている
オーブン調理で作ったフレンチトースト。ふっくらしている

 会場には、それぞれの調理法で作られた料理が用意されていた。グリル調理されたロールキャベツ、オーブン調理のローストビーフやパエリア、プリンなどがあり、ホームパーティーが捗りそうな豊富なメニューに驚いた。

 実食したところ、ロールキャベツは煮崩れすることなく中までしっかり火が通っており、肉の旨味を感じられた。中でも感動したのはフレンチトーストで、外はカリカリで中はふわとろの食感が、カフェで提供されていてもおかしくないほどの仕上がりだった。これがIHクッキングヒーターで作れるというから驚きだ。

ロールキャベツは煮崩れすることなく味わえた
ローストビーフ
パエリア
バーニャカウダ。ソースはフライパンで調理
クッキーやプリンも調理できる
ホームパーティーができそうな豊富なメニューが揃えられていた
庫内には「皿検出スイッチ」を搭載

 なお、庫内には「皿検出スイッチ」を搭載。専用皿を入れると操作部のランプが点灯し、どちらの皿が入っているかを知らせてくれる。ラク旨オーブンで魚焼きを選択するなど、それぞれの専用皿に適していない調理ボタンを押した場合は、作動しない仕組みを採用。音声ガイドにより、専用皿の確認を促される。

適温調理で焦げ付かない。ホワイトソースも簡単に調理

設定した温度をキープする「適温調理」機能。120℃〜250℃に設定できる

 IHヒーター部には、「適温調理」機能を搭載。設定した温度をキープする機能で、光・温度センサーが温度を見張る。設定した温度よりも高くなると自動で制限するため、食材を焦がすことなく調理できる。温度は120℃〜250℃に10℃きざみで設定可能。

 「卵焼き」モードや「揚げ物」モードなど、デフォルトのモードも用意し、火加減の難しい料理もかんたんに美味しく調理できるという。

 会場では、ホワイトソース作りを実施。120℃に温めたフライパンに、バターや小麦粉、牛乳を入れていく。温度は設定以上には上昇することなく、バターを入れたまま放置しても焦げることはなかった。

 完成間近のホワイトソースを混ぜてみると、ダマもなくなっており、とろっとした仕上がりに。途中で沸騰したり焦げつく様子もなく、安心して作ることができた。

ホワイトソース作りを実施。120℃に温めたフライパンの上でバターを放置しても焦げない
途中で冷たい牛乳を入れると、光・温度センサーが反応して120℃に調整する
ダマにならず、とろっとしたホワイトソースが完成
とろ火や強火などを設定するときはランプの色が変わるのでわかりやすい
強火のときは赤になる

人工大理石のカウンタートップとパールホワイトがキッチンに調和

 デザインにもこだわり、カラーはパールホワイトを新たに用意した。最近のシステムキッチンに多く採用されている人工大理石に調和するように、カウンタートップにも人工大理石を使用し、パールホワイトのカラーと相まってキッチンに映えるという。

 従来同様、メタリックグレーも用意し、ステンレスのキッチンにも馴染むモデルをラインナップする。

人工大理石のキッチンになじむように、デザインにもこだわった
人工大理石のカウンタートップと、パールホワイトを採用
ステンレスのキッチンにも調和するよう、メタリックグレーを用意

(西村 夢音)