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ダイソン、抜け毛もすっきり取れるペットオーナー向けの「Dyson V6 Animalpro」

 ダイソンは、ペットオーナー向けのコードレススティッククリーナー「Dyson V6 Animalpro(ダイソン V6 アニマルプロ)」のメディア向け説明会を都内で開催した。製品は、明日9月18日より発売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は84,800円(税抜)。

 ダイソンによると、日本では15歳未満の子供の人口よりも、犬やネコなどのペットの総数の方が多いという。ペットオーナーの8~9割は室内でペットを飼っているケースが多く、その際、ハウスダストや抜け毛、掃除機の排気が臭くなるなどの問題が生じる。

ペットオーナー向けのコードレススティッククリーナー「Dyson V6 Animalpro(ダイソン V6 アニマルプロ)」
説明会は、代官山のセレクトショップ「TENT」で行なわれた。同ショップレディースの洋服を扱いながらも、ペットサロンも併設する
看板犬のミニチュアプードル「ジーン」。2週間に1回はハサミを入れて、自然なスタイルをキープしているという
今や15歳以下の人口より、犬やネコのペット総数の方が多いという
多くの家庭でペットを室内で飼うが、抜け毛やニオイの問題などが生じるという

 ダイソンでは、これらのニーズに応える形で、V6 Animalproを開発。モーターをブラシに直接内蔵した「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」を搭載し、ヘッドのパワーは従来機種(DC62)と比べると75%も向上しているという。これは、本体からヘッドに送られる電気の供給量が従来の20Wから35Wにアップしたほか、モーターをダイレクトに内蔵したその構造によるものだという。

モーターをブラシに直接内蔵した「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」
ナイロンブラシとカーボンファイバーブラシを備える
ヘッド裏側。モーターがブラシに内蔵されているので、吸い込み口が広い
従来機種では、モーターはブラシの下のスペースに内蔵していたため、吸い込み口が狭かった

 会場では、国内メーカーのサイクロン式掃除機との実力差を比較。カーペットに米粉と、抜け毛に見立てた綿を撒き、それをそれぞれ吸引した。結果、米粉の方はあまり差が出なかったものの、綿は大きな差が出た。いずれもヘッドを一往復しただけだが、V6 Animalproでは、すっきりと綿がなくなっていたのに対し、国内メーカーのサイクロン式掃除機では、綿を引きずったような跡が付いた。

米粉を撒いたカーペットの上を国内メーカーのサイクロン式掃除機で一往復する
その後、「Dyson V6 Animalpro」も同様に一往復する
結果。上は国内メーカーのサイクロン式掃除機、下はダイソン。それほど大きな差は付かなかった
次に抜け毛に見立てた綿を撒いた。まずは国内メーカーのサイクロン式掃除機を一往復
ダイソンも一往復した
結果。手前がダイソンで、奥が国内メーカーのサイクロン式掃除機。ダイソンはすっきりと掃除できているのに対し、国内メーカーのサイクロン式掃除機は綿が引きずられているような跡が残った

 また、排気の面では従来のV6シリーズと同様、気密性の高い本体構造と高性能フィルターを搭載。ゴミを吸い込んだ時の空気が排気口からしか出ない構造とすることで、0.3μmの微細な粒子やアレルゲンを99.97%以上捉え、室内の空気よりもきれいな空気を排出するという。

高い密閉性も重要な要素。他社のスティッククリーナーでは、煙を吸うと本体の至る所から煙が出ている
ダイソンは密閉性が高く、排気は全て高性能フィルターを通るため、白い煙が外に出ない

 本体サイズは250×208×1,211mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.27kg。ミニモーターヘッドやコンビネーションノズル、隙間ノズル、フトンツール、ハードブラシ、延長ホースが付属する。

阿部 夏子