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心拍数も計れるリストバンド型活動量計「Fitbit Charge HR」
(2015/4/23 18:47)
Fitbitは、心拍計を搭載したリストバンド型活動量計「Fitbit Charge HR」を、アジア市場向けに4月24日より販売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は20,000円前後(税抜)。
心拍計を搭載し、1日の歩数や消費カロリー、睡眠の状態などをより正確に計れる活動量計。従来の心拍計は胸部にバンドを装着する必要があったが、Charge HRは手首に巻きつけるだけで心拍数を計測できる。24時間自動で計るため、ワークアウト中や睡眠中も、健康データを正確に記録する。
心拍計の仕組みには、独自の「PurePulse」光学心拍計テクノロジーを採用。本体から出るLEDの信号が肌を透過し、血液量の変化を捉えて計るという。
つらい運動ではなく、日常的な活動から健康を高める
Fitbit CRO(最高収益責任者)のウッディ・スカル氏は、Fitbitの活動量計について次のように語った。
「Fitbit社が設立された8年前は、フィットネスはつらいもので、目標を達成するためにジムに行って運動をするというのが一般的でした。しかし、私たちはそういった認識を変えていきたいと思っています。Fitbitは色んなアプローチができ、歩数やカロリーを把握することで、より歩こう、階段を使おうと思え、日常的な活動から健康を高められます。健康的になるには、小さな積み重ねが大事。Fitbitは人々がアクティブになることを助ける製品です」
Charge HRで記録できる項目は、「心拍数/歩数/移動距離/消費カロリー/登った階段数/睡眠サイクル」。心拍計を搭載したことにより、従来モデルのリストバンド型活動量計「Fitbit Flex」では測れなかった、登った階段数が計測可能になった。このほか、サイクリングやエアロバイクなどの運動を行なったときも、1日分の消費カロリーを正確に記録できる。
同社では、フィットネスレベルを3段階に分け、日常的な活動のみでフィットネスする人は「EVERYDAY」、定期的に運動して運動レベルを上げたい人は「ACTIVE」、トレーニングをして運動状態を常にパーソナルベストに持って行きたい人を「PERFORMANCE」に分類する。Charge HRは、「EVERYDAY」と「ACTIVE」の運動レベルを目指している人向けの製品としている。
本体では、運動中の心拍数を「脂肪燃焼/有酸素/ピーク」の3ゾーンで表示することも可能。どのゾーンにいるかがリアルタイムでわかるため、カロリー消費や筋力アップなど、目的に応じた運動がしやすいという。
睡眠サイクルは、睡眠の量と質を記録。「深い眠り/浅い眠り/目覚めた状態」の3段階で計測するほか、指定した時間にバイブレーションで起こす目覚まし機能も搭載する。心拍数から睡眠状態を把握するため、睡眠時にモードに切り替える必要もなくなった。
計測したデータは、専用のアプリで確認可能。Bluetooth接続により、自動でスマートフォンに転送されるため、簡単に同期できる。iOSやAndroid端末、Windows Phoneなどに対応する。
ほかにもアプリには通知機能があり、目標達成度に応じてメッセージが送られてくる。定期な通知により、モチベーションアップに繋がるという。着信通知もでき、スマートフォンが近くにあればバイブレーションで知らせてくれる。
サイズはSとLの2種類を用意。カラーは現時点ではブラックのみだが、今後はプラム、タンジェリン、ブルーが追加される予定。連続使用可能時間は約5日間。充電ケーブル、USBハードウェアキーが付属する。
「タクシーに乗らず歩こうと思える」プロゴルファーの古閑 美保さんも登場
会場には、プロゴルファーの古閑 美保さんと、ダンスエクササイズトレーナーのたかはし ごうさんも登場。実際にCharge HRを使用した感想を述べた。
古閑さんは、「現役時代は、胸部にバンドを付けて心拍トレーニングをしていました。しかしCharge HRはその手間がなく、簡単に使えて便利。活動量計は付けていないと何もしようと思わないけど、手首につけていると運動状態が明確にわかるのでちゃんと歩こうと思えます。タクシーに乗らず、ワンメーターなら歩くようになりました」という。
また、たかはしさんは「脂肪燃焼ゾーンなどがわかるのが良かったです。ダイエットは有酸素運動による脂肪燃焼が大事ですが、運動を激しくすると糖を消費してしまいます。Charge HRはリアルタイムで運動状態がわかるので、脂肪燃焼ゾーンのときは頑張って運動を維持して、ピークゾーンにいったときは緩めにして運動を楽しむといった使い方ができて良いですね」と話した。