ニュース
ダイソン、サブではなくメインで使えるコードレス掃除機「DC62」
~コード付き掃除機より優れた集じん力
(2013/8/30 15:23)
ダイソンは、コードレススティッククリーナー「DC62」を本日よりダイソンオンラインストアで、9月13日より全国家電量販店で発売する。付属するツールの数が異なる「DC62 モーターヘッド コンプリート」と「DC62 モーターヘッド」の2機種が用意され、価格はオープンプライス。参考価格は順に、79,800円、69,800円。また、オンラインストア限定で、付属ツールが最も充実している「DC62 モーターヘッド プロ」も発売される。参考価格は79,800円。
付属の収納ブラケットに本体を収納しながら充電し、使用時はコードレスで使えるスティッククリーナー。DC62では、サイクロン部、モーター部などを改良して集じん力が向上している点が特徴。会場には、DYSON 本社のモーター開発部門責任者のAdriano Niro(エイドリアーノ ニロ)氏が登壇し、新製品の説明を行なった。
まず、モーターについては「DC62に搭載するために新たに開発した『DDM V6』というモーターを搭載している。従来モデルDC45に搭載されていたモーターに比べると約1.5倍パワフルで、高効率になっている」と説明した。
また、ダイソンの掃除機のキーテクノロジーでもあるサイクロン技術についても、強化した。
「2列に配列された15個のサイクロンを搭載した『ティアーラジアルサイクロン』技術を採用したことで、より微細なゴミまで集じんできるようになった。床だけでなく、部屋全体に舞う花粉やアレルギーの原因となるアレルゲンまで取り除くことができる」という。
これらの技術により、集じん力はさらに進化して「一般的なコード付き掃除機に劣らない集じん力を実現した」という。会場では、他社メーカーの掃除機を使った実演が行なわれた。
幅5mm、深さ9mmの溝に重曹を入れて、コード付き掃除機とDC62で吸い取ったところ、DC62は溝に重曹が全く残っていなかったのに対して、コード付き掃除機の方は重曹が残っていた。
また、コードレス掃除機との比較実験も行なわれた。海外メーカーのコードレス掃除機とDC62でアクリル板の上に撒いた20gのおがくずを吸い込むというもので、こちらもDC62の圧勝という結果になった。
Adriano Niro氏はこの結果について「従来のコードレス掃除機は、駆動時間が短い、パワーが足りないなどの原因で、補助的に使うものというイメージが強かった。しかしダイソンでは、そう捉えていない。補助的にではなくて、メインで使う掃除機として開発を進めた。事実、日本国内で一般的なコード付き掃除機にも集じん力は劣っていない」と自信を見せた。
そのほか、使い勝手に関しては、使用するときだけ押す「トリガーボタン」の構造を改良。より軽く、押しやすくなり、長時間使用しても手や指に負担がかかりにくいという。また、本体の充電時間も従来の約5時間半から約3時間半と大幅に短縮された。運転時間は、通常モードで約20分、モーターヘッドを起動させた場合で約17分、強モードで約6分。
ヘッド部には、静電気の発生を抑制するカーボンファイバー(炭素繊維)ブラシを採用。フローリングから微細なホコリを取り除く。
本体サイズは127×315×208mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.03kg。「DC62 モーターヘッド コンプリート」には、モーターヘッド、ミニモーターヘッド、ソフトブラシツール、フレキシブルすき間ノズル、フトンツール、コンビネーションノズル、すき間ノズルの7種類のツールが付属する。
また、ハンディ掃除機「DC61 モーターヘッド」も同日発売する。オンライン限定と家電量販店で購入できるタイプの2モデルが用意され、価格はオープンプライス。参考価格は39,800円。
本体にはフトンツールを含む4種類の替え用ノズルが付属する。
本体サイズは127×315×208mm(同)で、重量は1.55kg。