【IFA 2012】
ダイソン、最長20分使えるスティッククリーナー「DC45」
IFA 2012のダイソンブースで公開された「DC45」 |
イギリスの掃除機メーカーダイソンのブースでは、コンパクトで軽量なハンディ・タイプながら、本格的なサイクロン機能を搭載したスティッククリーナー「DC45」が発表された。ヨーロッパでは2012年10月から発売される予定で、日本でも、今秋発売される予定だ。
DC45は、現在発売中のスティッククリーナー「DC35」の後継機種に当たる製品で、スタイリッシュな外観とコンパクトな設計と吸引力はそのままに、使用時間を延長したモデルだ。
最大の変更点は、リチウムイオン電池の改良にある。通常モードでは使用可能時間が15分から20分へ、強モードでも6分から8分に延長された。フル充電に要する時間は約5.5時間。
ロングパイプの色はブルーになった |
ダイソンのデザインエンジニアのニコラ・シェアゴールド氏は、DC45を開発した経緯について「都市部では、小さな家に住み、掃除機にもコンパクトさを求める人が増えています。従来のハンディタイプと違って、DC35はメインの掃除機として使うユーザーが多かったため、DC45では使用時間を20分まで延長しました」と語る。
外観上のDC35との違いは、アルミニウム製ロングパイプの色がブルーになった点。サイズも2.3kgという軽さも、DC35と同じだ。
心臓部のモーターには、DC35同様、自社開発のデジタルモーターを搭載する。ネオジム磁石を採用することにより、最大104,000rpmもの高回転を可能にした。ダイソンの掃除機の特徴である、ルートサイクロンテクノロジーを最適化して搭載し、ゴミ・ホコリと空気を遠心分離する。また、静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシをモーターヘッドに採用し、ナイロンブラシとのコンビネーションでホコリを取り除く。
付属品には、アルミニウム製ロングパイプとコンビネーションノズルに加えて、隙間ノズル、ミニモーターヘッド、収納用ブラケットが同梱される。
本体デザインは従来と同じ | ロングパイプの下には、隙間ノズルなどアタッチメントが取り付けられる |
モーターには、ネオジム磁石を採用した、自社開発のデジタルモーターを搭載する | ヘッドには静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシを採用 |
(川端 由美)
2012年9月6日 13:27