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テスコム、ボトルを真空にして野菜や果物をおいしく飲める「真空ジュースミキサー」

真空ジュースミキサー TMV1000と、タレントの東尾理子さん、テスコムの楠野寿也 取締役社長

 テスコムは、野菜や果物の栄養を損なわずにおいしく飲めるミキサー「真空ジュースミキサー TMV1000」を6月21日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は29,800円。

 野菜や果物からジュースを作れるミキサー。従来のミキサーでジュースを作ると、変色しやすい、液体と食物繊維が分離しやすい、作り置きができないなどの課題があった。

 真空ジュースミキサーでは“空気”に着目。撹拌前にボトルの空気を抜き、真空に近い0.3気圧で野菜や果物を攪拌することで、食材への酸素の混入を最小限にとどめる。これにより、食材の酸化や変色、食物繊維と液体の分離、ジュースの泡立ちなどを抑え、素材本来のおいしさが味わえるという。

本体と付属の真空保存用ジュースボトル
ミキサーボトルをセットした状態
操作ボタン。「真空ミキサー」ボタンを押すだけで空気を抜く作業から撹拌まで一通りを自動で行なう

 使い方は、本体前面の操作ボタン「真空ミキサー」ボタンを押すと、空気を抜く作業から撹拌、停止まで全て自動で行なう。さらに「ミキサー」「フラッシュ」ボタンを押して、追加で撹拌できる。

「真空ミキサー」ボタンを押すと、容器の中に泡が経って上方へ抜けていく
その後、自動で撹拌作業へ移る
できあがり。「真空アーム」を外すと、「プシュッ」と空気が抜けた音がする
操作ボタンを押すだけで、「空気を抜く→撹拌」の一連の作業を自動で行なう(動画時間:2分28秒)

 真空にすることで、ポリフェノールやビタミンCといった酸化に弱い成分の減少を抑えて、栄養素を残し、できあがり直後のポリフェノールの残存量は、従来のミキサーの3.2倍になるという。また、酸化を抑えることで、食材の痛みを抑えることができるとし、生ジュースを作り置きすることもできる。変色しにくくビタミンCなどの栄養素も残るため、冷蔵庫で冷やしてから飲むこともできる。

 変色しにくい点もメリット。これは変色の原因となるポリフェノールの減少が起こりにくいことが理由という。

真空で撹拌すると、ポリフェノールやビタミンCといった酸化に弱い成分の減少を抑える
撹拌直後のりんごジュース。左側の従来のミキサーで作ったリンゴジュースは、既に分離が始まっている
15分以上経つと、左側の従来のジューサーで作ったりんごジュースが濃い色に変色しているのがわかる。これはポリフェノールが酸化しているため。りんごや桃で起こりやすいという

 液体と食物繊維の分離も起こりにくい。一般的に分離は空気の泡が食物繊維に付着することで起こるが、真空ジュースミキサーで作ったジュースは空気をほとんど含まないので、分離が起こりにくくなっている。

左が従来、右が真空のミキサーで作ったバナナパイナップルジュース。従来のミキサーで作ったものより泡立ちが少ない

 このほか、空気を含みやすく、泡立ちやすかったバナナやアボカドといったとろみのある食材も、泡立ちにくく、喉越し滑らかに仕上がるという。

 本体には真空保存できる最大保存容量780mlの専用ジュースボトルが付属し、ジュースの作り置きが可能。24時間後のポリフェノール残存量は56.3倍、ビタミンCの残存率は1.15倍になるという。

真空保存できる専用ジュースボトルが付属する
ジュースボトルの最大保存容量は780ml
ジュースボトルも密閉性の高いフタを採用

 安全面では、過負荷時に自動停止するモーター保護装置や、ミキサーボトルと本体および真空アームをしっかりセットしないと動作しない安全動作構造を採用している。

 本体サイズは475×200×370mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は2.1kg、ミキサーボトルと台が約1.4kg、ジュースボトルが280g。1分あたりの回転数は9,700回転。消費電力は290W。カラーはホワイト。

4枚刃にはチタンコートを施している
空気を抜く栓の部分「真空アーム」
真空アームの裏側には通気孔が開いている
本体側面
頑丈なパッキンゴムが付属
フタの裏側

「作り置きして、飲みたい時に飲んでもらえるのが良いですね」と東尾理子さん

実機に触る東尾理子さん

 会場にはプロゴルファーでタレントの東尾理子さんが登場。真空ジュースミキサーについて「まず変色しないのが良い。主人は見た目や盛り付けを気にするので、色合いはすごく大切。それに自動で作れるから、その間に朝ご飯の目玉焼きの調理ができるのも良いですね。保存もきくので、とりあえず作っておいて、主人には飲みたい時に飲んでもらえるのが嬉しい」と関心を示した。

 実際に、パイナップルとバナナの豆乳ジュースを、従来のミキサーと真空ジュースミキサーで作り、呑み比べ。真空ジュースミキサーで作ったものは泡がないため、舌にダイレクトに味が伝わりやすいそうで「真空で作ったものは、滑らかでまろやかな舌触りで、飲みやすい。バナナの味だけでなく、パイナップルの味もよくわかる」とコメントした。

パイナップルとバナナの豆乳ジュースを飲み比べした
ミズナとグレープフルーツのジュースを飲んで、「思ったよりも飲みやすい。背筋が伸びる味」と話す

小林 樹