グッドデザイン賞の特別賞にソニーの蓄電池とバルミューダの扇風機が選出

　財団法人日本産業デザイン振興会は26日、2012年度のグッドデザイン賞にて最も優れた作品に贈られる「グッドデザイン大賞」が、NHKの教育番組「デザインあ」に決定したと発表した。

　家電の分野では、社会地域環境の持続可能な発展に貢献するデザインに対して贈られる特別賞「グッドデザイン・サステナブルデザイン賞」に、ソニーの家庭用小型蓄電池「CP-S300E/CP-S300W」が選出された。また、中小企業による優れたデザインに贈られる特別賞「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」に、バルミューダのコードレス扇風機「GreenFan Mini(グリーンファンミニ)」が選ばれた。

グッドデザイン大賞を受賞したのは、NHKの教育番組「デザインあ」	ソニーの家庭用小型蓄電池「CP-S300E/CP-S300W」は、特別賞「グッドデザイン・サステナブルデザイン賞」を受賞した	「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」には、バルミューダのコードレス扇風機「GreenFan Mini(グリーンファンミニ)」が選ばれた

　また国内の家電製品ではないが、グッドデザイン大賞の次点となる「グッドデザイン金賞」には、韓国Samsungのリサイクルできる冷蔵庫用パッケージ「Eco-friendly reusable packaging」が受賞した。

　今年度のグッドデザイン大賞の選出方法は、受賞したグッドデザイン賞全1,108件の中から、「未来を示唆するデザイン」として100件のデザインを「グッドデザイン・ベスト100」として選出。この100件の中から15点を、グッドデザイン大賞候補としてさらに選出し、審査員、受賞者、および11月23日～25日まで行なわれた受賞発表展「グッドデザインエキシビジョン」の来場者による投票で、最多得票を得た1点を大賞に選出する。

　大賞候補には、パナソニックのリサイクル家電シリーズ「資源循環商品」、およびタニタによる、栄養バランスに配慮した食事が提供される食堂「タニタ食堂」が選出されていたが、大賞には届かなかった。

大賞の次点となる「グッドデザイン金賞」には、Samsungのリサイクルできる冷蔵庫用パッケージが選ばれた	大賞候補には、パナソニックのリサイクル家電シリーズ「資源循環商品」も選ばれていたが、投票の結果10位だった	「タニタ食堂」も候補だったが、12位で大賞受賞はならず(写真はオープン当時のもの)