グッドデザイン大賞候補の15点が決定。パナソニックのリサイクル家電やタニタ食堂など

グッドデザイン大賞の候補15点に選ばれた、パナソニックの家電シリーズ「資源循環商品」

 公益財団法人日本産業デザイン振興会は、2012年度のグッドデザイン賞にて特に優れたデザインに贈られる「グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)」の候補となる15点を発表。生活家電の分野では、パナソニックの家電シリーズ「資源循環商品」が選ばれた。

 グッドデザイン大賞は、2012年のグッドデザイン賞を受賞した1,108点の製品やサービスのうち、「2012年を象徴するデザイン」に贈られる賞。既に、特に優れたデザインとして100点が「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれているが、今回はその中から、深澤直人審査委員長と佐藤卓副審査委員長が、大賞候補として15点を選出した。


タニタの「タニタ食堂」も選ばれている

 生活家電分野では、廃家電からリサイクルした資源を原料の一部に使用した、パナソニックの生活家電シリーズ「資源循環型商品」が選ばれている。また、タニタによる、栄養バランスに配慮した食事が提供される食堂「タニタ食堂」も候補となっている。


 グッドデザイン大賞候補の全15点は以下のとおり。

・パナソニック:再生材を利用した生活家電シリーズ「資源循環型商品群」
・キヤノン:デジタルカメラ「EOS M 商品群」
・ソニー:レンズ交換式デジタルカメラ「“α”NEX-7(with UI)」
・LG Electronics:有機ELテレビ「EM9600」
・Samsung Electronics:有機EL 3Dテレビ「ES9500」
・ナイキ:活動量測定器「FuelBand」
・芳賀沼製作など:仮設住宅「木造仮設住宅群」
・岩手県など:仮設住宅「釜石・平田地区コミュニティケア型仮設住宅団地」
・本田技研工業:新型軽乗用車「Nシリーズ」
・日本マイクロソフト:OS「Windows 8」
・NHK:テレビ番組「デザインあ」
・NHN Japan:アプリ「LINE(ライン)」
・タニタ:健康づくりのための食のソリューション「タニタ食堂」
・オリンパスイメージング:医療機器「サンダービート/ソニックビート」
・帰心の会など:被災地支援活動の建築プロジェクト「みんなの家」

 この15点の中で、投票数が最も多い1点が、グッドデザイン大賞を受賞する。投票はグッドデザイン賞の審査委員と受賞者、並びに11月23日から東京ビッグサイトで開かれる受賞発表展「グッドデザインエキシビジョン」の来場者が行なう。






(正藤 慶一)

2012年10月15日 15:35