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水フィルターでゴミを取るスティッククリーナーの実力を見てきた
2016年10月18日 10:37
既報の通りツカモトエイムは、ゴミやホコリを捉えるフィルターに“水”を使用したコードレスクリーナー「VAGUA(バグア) AIM-SC100」を発売した。
吸い込まれたゴミやホコリを含む空気が、本体の水タンク内に取り込まれ、水で浄化するという独特の機構を採用。そんな本機が、実際にどのようにゴミを吸い込み、どんな使い勝手なのかを、実演販売が行なわれている東急ハンズ新宿店で見てきた。
ゴミが水の中に溜まって、キレイな空気だけを排出
基本的な構造としては、吸引されたゴミやホコリが本体のタンク内の水中に送り込まれていく。ゴミやホコリだけが水の中にとどまり、浄化された空気だけが排出口から外に戻っていくというもの。
独特の構造を採用した本機。実際に使ってみたところ、吸引力に関しては、ほかのコードレスクリーナーと遜色ない。また、水を使っていることによって、重さが気になるのではないかと思ったが、重心が床に近い位置にあるため、掃除機を持ち上げない限りは重たいとは思わなかった。
ヘッド部に関してはパワーブラシを採用。少し硬めの毛が回転し、床に散らばるゴミを掻き込んでいく。LEDライト3灯でヘッド前方を照らしてくれるので、テーブルやイスの下など陰になった部分でも、ゴミを視認しやすいはず。
浄化フィルターに水を使うから、ゴミ捨て時にホコリが一切舞わない
浄化フィルターとして水を採用したことによるメリットは、タンクに溜まったゴミやホコリを捨てる時にある。
現在、コードレスクリーナーで主流になっているサイクロン式の弱点は、ダストボックスに溜まったゴミを捨てる時に、どうしてもホコリが舞ってしまうこと。紙パック式も、ホコリが舞う量を抑えられるものの、取りこぼしがなくはない。
一方で、本機の場合は、“まったく”ホコリが舞わない。なぜならゴミやホコリが水に取り込まれ、タンク内のゴミを捨てる時には、水ごと捨ててしまえばいいからだ。
水フィルターを使うことで、ゴミ捨て時にもハウスダストを一切起こさない、という点で非常に優れた機構だと感じた。
水タンクには紫外線を照射して、衛生面での配慮
水を使うことで気になるのが、タンク内の水の管理。その点は、UVライト(紫外線)をタンク内の水に照射することで解決できるという。充電をはじめると自動的にUVライトの照射を開始。水タンク内の菌の繁殖やニオイの発生を防げるとする。
ハンディクリーナーを本体に内蔵。細かいところも掃除しやすい
もう1つの特徴としては、ハンディクリーナーが本体に内蔵されていること。ハンディクリーナーとして使う場合は、水タンクは使用せず、通常のフィルターを使ってゴミを取る。
ハウスダストやアレルゲンが気になるユーザーには適したクリーナー
前述したとおり、水をフィルターとして採用しているため、掃除機に溜まったゴミやホコリを捨てる時に、ホコリが舞い散ることがない点は非常に良い。
これまでの掃除機を使っていて、ホコリが舞うのが気になっていたユーザーは、購入を検討すべき製品だと感じた。