やじうまミニレビュー
河島製作所「ソーラーパワーファン」
ソーラーパワーファン |
まだまだ暑い日が続いているが、仕事や遊びなどで、部屋に閉じこもってばかりというわけにもいかない。
そこで役立つのが携帯用のファンだ。少しばかりの風を当てでもあまり意味がないという意見もあるかもしれないが、まったくの無風状態と比べれば涼しい。屋内に入ってもなかなか汗が引かないようなときには、ファンがあれば効率よく体を冷やせるだろう。
今回紹介する「ソーラーパワーファン」は、充電池とソーラーパネルを搭載した、携帯用ファンだ。電池が切れても、USBまたは太陽光発電が可能なので、新たに電池を買う必要もない。携帯用ファンを使うシチュエーションというのは屋外、それも晴れて暑いときが多いだろうから、ソーラー充電との相性は良さそうだ。価格は1,980円と携帯用ファンとしては高めだが、電池代込みと考えるとそれなりにオトクとも思える。さっそく購入した。
メーカー | 河島製作所 |
製品名 | ソーラーパワーファン |
購入店舗 | 楽天市場 |
購入価格 | 1,980円 |
サイズは118×65×25mmとコンパクト。背面スタンドを出せば卓上にも置けるし、ファンの角度を調節できるので首に提げたまま下から顔に風も吹き付けられる。本体カラーに合わせた色のストラップを使えば、首から提げることも可能。重さは105gと軽く、実際に首にかけても重さはほとんど気にならない。ファンの羽根は露出しているが、スポンジのように柔らかいEVAを使用しており、回転中に指を入れても怪我の心配は無用だ。
ソーラーパネルのサイズは58×43mm | 本体にはスタンドもついており、立たせることができる | ファンは上方向にも向けられる |
充電池はニッケル・カドミウム電池(ニカド電池)で、ソーラーで充電中はLEDランプが点灯し、太陽光の光量が足りているかを確認できる。ただ、室内で蛍光灯に当てみたところ、ランプの光は弱々しく、充電のパワーはあまり期待できないような印象だ。
ソーラー以外にも、付属のUSBケーブルでの充電にも対応している。充電時間はUSB接続で約3時間、ソーラー充電で約8時間だ。電池残量が少なくてもUSBを接続しながらファンを回すことは可能だが、ソーラー充電の最中にはファンは動かせないので電源を切る必要がある。連続稼働時間は、満充電の場合、30分~1時間となっている。
付属のUSBケーブルで充電池を充電することも可能 | 充電時にはランプが点灯する | 電源スイッチは本体サイド部にある |
運転中のようす |
屋外ならいつでもどこでも充電できる点が特徴。電池の持ちも良い |
しかし、電池の持ちは非常に良かった。朝から持ち歩き、暑い時にブーンと動かして涼んだのだが、夕方になってもバッテリー切れにならなかった。電車に乗ったときやコーヒーショップに入ったときに、窓の脇に置いて充電させたのがよかったのかもしれない。晴れた日であればいつでもどこでも充電できるという安心感が、この製品の魅力だ。
ちなみに説明書では、ソーラー充電はあくまでも「補助機能」と位置付けられている。使い方としては、あらかじめUSBでフル充電にしておいて、使った分を太陽光で補うという考え方のほうがいいだろう。
この製品のモーター寿命は連続稼働時間が100時間、起動回数は10万回となっている。100時間ということは1日1時間の使用で約3カ月の寿命ということ。これを短いと感じるか長いと感じるかは人それぞれだが、ひと夏使うことを考えれば、個人的には妥当だと思う。
8月もなかばを過ぎたが、野外音楽フェスやキャンプ、公園など、まだまだ夏のレジャーを楽しむ人は多いだろう。暑くても外で遊びたい人には、屋外で手軽に涼を取るアイテムとしておすすめしたい。
2010年 8月 19日 00:00
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