やじうまミニレビュー
バンダイ「美肌鑑定」
ファンケル監修の「美肌鑑定」 |
美容関連で、女性が常に気にするものはいくつかあるが、その中でも、かなりのウエイトを占めるのがお肌の問題だ。筆者も、お肌のトラブルには随分長い間悩まされてきた。なかなか治らないニキビ、増える一方の小じわ、最近ダイエットをしたら特に目立ってきたタルミ、開きっぱなしの毛穴、疲れて見えてしまうくすみや、目の下のクマ、壮大な化粧崩れを引き起こし、顔をテカテカにする過剰な皮脂……女性は、常にお肌の問題と戦い続けているのである。
肌のコンディションがいいとき、それをストレートに反映しているのが、肌水の分量だ。肌が潤っているとき、冒頭に挙げた問題は起こりにくく、またカバーしやすい(もちろん限界はあるが)。逆に、問題が起こっている時の肌は乾燥していることが多い。女性なら今さらに聞こえる話だが、つまりは潤いを保つことは大事なのだ。
ただ、肌の水分量は自分ではなかなかわからない。自分では潤っていると思っていても、実は乾燥していたということがよくあるのだ。よくテレビや雑誌で肌の水分量を測定され「ええーっ! 実はそんなに乾燥していたの? ショックー!」というアレだ。自分の肌のことを分かっているようで、実は意外と気づかない。だからつい見過ごして、トラブルになる。
そこで、今回ご紹介するバンダイの「美肌鑑定」である。自分で簡単に水分量のチェックができる肌水分量計だ。パッケージや本体のカバーをみると、「FANCL(ファンケル)」という意外な文字が目に飛び込んでくる。美肌鑑定は、バンダイとスキンケアでおなじみの「ファンケル」がコラボレーションしているという製品なのだ。
メーカー | バンダイ |
製品名 | 美肌鑑定 |
希望小売価格 | 3,570円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入金額 | 3,570円 |
本体以外に、取扱説明書が1枚付属 | キャップに「FANCL」の文字 | 美肌センサー |
■どこにでも携帯できて、お肌の水分量がチェックできる
美肌鑑定は、短時間で肌水分量を測定し、測定データを90日分グラフで管理できるうえ、美肌のためのアドバイスも表示してくれるという「世界初の美肌サポート型携帯水分チェッカー」だ。
本体は、センサー、表示画面、選択ボタンというシンプルな構造で、重さは40g、92.4×33×23mm(長さ×幅×厚さ)。鞄に入れて持ち歩いても邪魔になりにくいコンパクトサイズながら、美肌のための「美肌鑑定」「1分チェック」「美肌虎の巻」「肌値チャート」「美肌試し」の5機能が用意されている。
肌に触れる美肌センサーには、クッション性が備わっている | 背面にはリセットボタンと電池ブタがある | 手のひらサイズ |
美肌鑑定のメニュー |
メニューの「美肌鑑定」は、肌の水分量を測定できるメイン機能。毎回10問の質問に答えてから、美肌センサーで約5秒間、頬あたりの水分量を測定する(初回のみ20問)。すると、0~100までの数値で表される「肌水分量」と、「肌値(はだね)」と呼ばれる数値がはじき出される。その結果に応じて、美肌のためのアドバイスが表示され、数値は「肌値チャート」へ、アドバイスは「美肌虎の巻」に保存され、あとから参照できるという仕組みだ。
「美肌鑑定」モード。表示画面はモノクロ | 「美肌鑑定」では、さまざまな質問が投げかけられる | 「肌水分量」の測定結果 |
「1分チェック」は忙しい時用で、3つの質問に答えてから、肌水分量だけを測定する簡易モードだ。「美肌試し」は友達用で、会ったときに「ちょっとチェックしてあげる」なんてことが可能なゲストモードである。
ユニークなのは、「肌値」という独自の単位を用意した点だ。「肌水分量」が50~100でうるうる、30~50でまぁまぁ、30以下で乾燥とされるのに対し、「肌値」とは美肌鑑定オリジナルの単位で、測定時に毎回答える質問と、水分量の実測値を独自の計算方法により、1,000~10,000,000で表される。「肌水分量」も「肌値」のいずれも、数値が高いほど潤っていることになる。
質問の答えと「肌水分量」から、「肌値」が算出される | 「美肌虎の巻」モード | 「美肌虎の巻」には、紹介済のアドバイスが登録される |
測定はいつでもできるが、本体に記憶できる測定値は1日1回、合計90日分まで。90日を超えると古いデータから自動的に消去されていく。すでに登録済みの場合は上書きのみ可能。保存されたデータはグラフ化されるので、変動が一目瞭然。スキンケアを怠った日、ちょっとがんばった日、継続してケアを頑張った成果などが、視覚的にチェックできる。
「肌値チャート」モード | 過去90日分の肌値がグラフ化される | 任意の日付の「肌水分量」と「肌値」が確認できる |
美肌サポーター。なお、今のところ残念ながらシークレットキャラクタに出会っていない…… |
また、美肌サポーターとして、おネエ系、いもうと系、おばちゃん系、神秘系という、個性の異なるキャラクタを計4人(シークレット1人含む)が用意されており、毎日入れ替わり登場する。測定時や結果を参照する際に、質問を投げかけたり、励ましたり、アドバイスを送るなどしてくれる。起動した時間帯に合わせた行動を見せてくれるあたりは、同じバンダイから出しているコミニケーションツール「Human Player」を彷彿させる。
■こまめに水分量をチェックしてケア状態を改善!
スキンケア用品で実績のある「ファンケル」が関わっているこの製品。自然と信頼性も高まる。最近ちょっとスキンケアを頑張ってると自認する筆者。さっそく「美肌鑑定」で測定してみた。
測定は、頬にセンサーをつけてボタンを押すだけなので簡単。「シャラララン」という開始音の約5秒後、「キラキラリーン」という測定終了音が聞こえたら測定完了。「OK!」と表示された画面でOKボタンを押すと、測定結果として肌水分量が表示され、前回と比較して上か下かが矢印で表される。さらに[OK]ボタンを押すと、「肌値」が現れる。
実際に「美肌鑑定」を行なっている一部始終。ちなみに、測定していると突然パスワードを教えてくれる。これは公式サイトの「スペシャルアドバイス」で使える大事なパスワードとなる |
7月24日から8月16日まで測定したところ、幸いにして水分量は「うるうる」からスタートし、大きなトラブルもなく、毎回登場する美肌サポーターに「イイ感じですぅ~」などとお褒めいただいた。ガッツポーズ!
しかし、途中でちょっとケアをサボったことがあった。ケア用アイテムが切れたのを放ったまま油断していたところ、グラフがわずかに下降気味に! 慌てて入手して再開したところ、上向いてきた。実感してはいたが、数値として表れると「本当に効果あったんだ!」と感動もひとしお。「美肌鑑定」で測定したからといって、美肌になるわけではない。結果を見て、どのようなアクションを起こすかが重要だと再確認した次第だ。
見た目の問題は、非常にデリケートなだけに、第三者はなかなか指摘しにくい。ゆえに、このようにこハッキリ教えてくれるアイテムは貴重だ。継続することで、意識してケアしようという心理が働くことも、使用するメリットになりそうだ。
ただし、毎回10回の質問に答えるのは、ちょっと面倒だなと思う日も……しかしこれも美肌のため。「1分チェック」とうまく使いわけて、「美肌虎の巻」もチェックしながら、これからも美肌を目指してがんばってゆこう!
2010年 8月 18日 00:00
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