やじうまミニレビュー

スタイリッシュなデザインと機能性を融合したニューバランスのシューズ

〜走るライター南井正弘の「コレはホントにスグレモノ!」〜

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド! 第21回は、スタイリッシュなデザインと機能性を高次元で融合したニューバランスのシューズを紹介しよう。

 ニューバランスというと、スポーツブランドのなかで、どちらかいうとトラディショナルでベーシックな雰囲気のイメージを持っている。だが、最近では斬新なデザインやテクノロジーを採用したモデルもリリースされている。

 今回紹介する「フレッシュフォーム ザンテ v2」もそのひとつ。スタイリッシュなデザインと高機能を高次元で融合している。

フレッシュフォーム ザンテ v2
メーカー名 NEW BALANCE
製品名 フレッシュフォーム ザンテ v2
購入場所 ニューバランス オンラインストア
購入価格 11,000円(税抜)

 フレッシュフォームとは、ニューバランスが2014年に発表したミッドソールテクノロジー。ミッドソールとは足を包むアッパー部分と地面に着くアウトソールの間にある部分で、着地時の衝撃を吸収するのに重要なパーツ。この部分に凹凸のハニカム形状を施すことで、変形しやすい凹部分は高いクッション性を、潰れにくい凸部分は優れた安定性とサポート性を発揮するという仕組み。

ミッドソールに凹凸のハニカム形状を施すことで、変形しやすい凹部分は高いクッション性を、潰れにくい凸部分は優れた安定性とサポート性を発揮する

 以前のニューバランスのミッドソール部分は、いくつかのテクノロジーやパーツを採用した、いわゆる「付け足し」の発想だったが、このモデルでは単一のフォーム素材で完結しているところが新しく、現在ではニューバランスを代表するミッドソールのひとつとなっている。

 筆者は2014年登場のフレッシュフォーム初搭載となったM980、翌年発表された初代フレッシュフォーム ザンテも履いており、その高い軽量性とクッション性、安定性というベネフィットを享受した。

 だが、今回のフレッシュフォームザンテ v2は、最初に足を入れた瞬間に「軽い!」と感じた。サンプルサイズの27.5pで、230グラムなのだから、同種のランニングシューズのなかではかなり軽い部類に入る。

 そして実際に走り始めてしばらくして気付いたのは、アッパー部分のメッシュのフィット感が明らかに向上していること。部位によって編み方を変えたエンジニアードメッシュは、通気性とフィット感を両立させることに成功しているのである。

アッパー部分の部位によって編み方を変えたエンジニアードメッシュは、通気性とフィット感を両立している

 もうひとつ特筆すべきは、前足部内側のフレッシュフォームの形状を凹から凸に変更したことで、安定感が増したこと。これによって蹴り出す際の、足の抜けが明らかにスムーズになっていた。このようにフレッシュフォーム ザンテ v2は、前モデルの基本性能を継承しつつ、随所で機能性の向上に成功している。それにも関わらず、税抜きで11,000円というリーズナブルな価格をキープしているのは嬉しいところだ。

アウトソールもハニカムパターン。アスファルトやコンクリートといったオンロードで高いグリップ性を発揮する

南井 正弘

フリーライター、『ランナーズパルス』編集長。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に『スニーカースタイル』『NIKE AIR BOOK』などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

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