やじうまミニレビュー
数分でビールを氷点下まで冷やせる、1,000円台のビアクーラー
by 西村 夢音(2014/8/26 07:00)
ビールが好きだ。帰宅して、ビールで1人晩酌をするのが日課になっている。どんなに疲れた日でも、帰ったら冷えたビールが待っていると思うと、足取りが軽くなる。しかし、そういう日に限ってビールを冷やし忘れていたりするのだ。
冷えたビールがないときのがっかり感は言葉にならない。そんな、ビール好きなら誰もが一度は経験したことのある、“ビール冷えてない問題”を解決してくれるのが「ストロングビアクーラー」だ。
メーカー名 | タカラトミーアーツ |
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製品名 | ストロングビアクーラー |
希望小売価格 | オープン価格 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,400円 |
ストロングビアクーラーは、缶ビールと氷を本体にセットして、ビールを数分で冷却するというもの。常温のビールも最大約8分で、キンキンに冷やして飲むことができる。本体に付いている2つのローラーが缶ビールを回転させ、氷の冷たさをビールにまんべんなく伝えてくれる。
飲み方は、6℃の「飲み頃モード」と-2℃の「氷点下モード」の2種類から選べる。氷点下モードの場合、常温(23℃)の缶ビールを約6~8分で冷やし、飲み頃モードではそれよりも早く仕上がるという。
本体に温感センサーが備えられているため、選択したモードの温度になると自動で止まる仕組みになっている。
缶ビールの大きさは、330ml、350ml、ロング缶の500mlに対応する。
電源に単3アルカリ電池3本を使用するため、コードレスで利用できる。
同社からは、ビールサーバータイプの商品も売られているが、このストロングビアクーラーは缶を冷やすだけなので、簡単な操作で手軽に使うことができるのが特徴だ。実質1,000円台で買えるのもありがたい。
本体と缶ビール以外には、氷と食塩を用意する。食塩は-2℃の氷点下モードのときに使用する。飲みごろモードで食塩を使用する場合は、より早く冷えるという。
まずは、本体に仕切りと缶支えパーツをセットする。
はじめに常温(約28℃)の350ml缶ビールで、氷点下モードを試した。缶ビールを本体の中に入れ、缶の上に覆うように氷をのせ、すり切り一杯分の食塩をかける。
フタをして、つまみを氷点下モードに合わせ、スタートボタンを押す。ローラーが作動し、缶ビールが回転しだした。くるくる回る缶ビールの様子を見ているだけでも楽しくなる。
使用中、音が少し気になった。テレビを見ながら使っていたのだが、音量を上げる必要があった。
冷却スタート後、2分30秒ごとに途中確認音が鳴る。氷点下モードの場合は、確認音が鳴ったら、再度フタを開けて氷と食塩水を必ず追加する。
氷点下ビールはひんやり爽快!
ピーッと終了の音が鳴った。実測時間は7分ほどだったので、くるくる回転するビールを眺め、氷と食塩を足し、食事の準備をしているうちにできてしまった。
実際に飲んでみると、キーンと冷えたビールが舌全体に広がった。冷蔵庫で冷やしたビールとはまた違う冷たさだ。
氷点下に冷えたビールがこんなに美味しいとは知らず、ぐびぐびと飲んでしまった。1本目を飲んでいる間に2本目を冷やしておけば、待つことなく冷えたビールを楽しめる。
2人で晩酌をする場合ならば、500mlのロング缶を使うと良いだろう。500mlの缶ビールを冷やすときは、仕切りと缶支えパーツの位置を変える。
飲みごろモードは常温のビールが5分でキンキンに!!
飲みごろモードも試してみた。
2分30秒経った時点で、途中確認音が鳴った。氷の量が減っていたのでさらに足して、冷えるのを待つ。フタを外した状態でもローラーは動くので、わざわざ止める必要なく氷を足すことができる。
実測約5分で、終了音が鳴った。実際に飲んでみると、きちんと冷えていた。ビールだけを集中的に冷やすからなのか、飲みごろモードでも冷蔵庫で冷やしたビールよりも冷たく、もちろん味も格別だった。
大げさだと思われるかもしれないが、ここまで冷えたビールを飲むのは初めてだった。特に氷点下モードで冷やしたビールは格別だった。舌全体に広がるキンキンに冷えたビールと、スッと頭から抜けるひんやり感はしばらく忘れられそうにない。
常温の500ml缶ビールでも、約8分で氷点下まで冷やせる。これからはビールを冷やし忘れても、がっかりしなくなるだろう。ビール好きにはぜひ試していただきたい一品だ。